« Bass Drum Pedalの踏み方Ⅱ③足の方向編 | トップページ | Bass Drum Pedalの踏み方Ⅱ➄ペダルの相性編2 »

2018年8月 7日 (火)

Bass Drum Pedalの踏み方Ⅱ④ペダルの相性編

俺にとって相性と言われれば本職でも無いのにSpeedkingと即答になるが、他の楽器にだってコレってのはそれなりにある。
本来なら本職のBassでRickenbackerを挙げるのが筋なのに何故かってぇと、演奏上の都合がもっと顕著に表れたからだ。
今回は相性でも好みより、「どんだけ出来ちゃうか」に焦点を当てて考察しよう。

体験を例として運と偶然の出会いは敢えて横に置き、客観的な部分のみだけを眺めても然るべき理由が存在した様だ。
先ず本職じゃないのはその分人の側で合せられないので、その道具の差はより大きく表れてそうだ。
次に楽器の種類や担われる部分を見てみると、バスドラペダルは演奏中に調節等(奏法や加減以外)が一番出来ない部類だ。

エレキはアームは言うに及ばずボリウムやPU切替SW等だと、寧ろ弾いてる最中の方が頻繁に弄られているかも知れない。
アコースティックでもギターはどっかで手が離せるその隙に、ペグを回したりする事だってあり得る。
ドラムもスナッピーSWや緩んだシンバルのネジ位は、叩いてる途中で触れてたりしてるだろう。

そっからしたらバスドラペダルは遠いしスネアや脚の影にあるしで、弄れるのなんて
せいぜい曲間にビータネジを締め直す位が関の山だ。(それどのペダル!?)
バチみたいにグリップ持ち変えなんてのもそもそも無いから無理だしと、演り出した後からは何も変えられないのの代表と思う。
裏返すとそれだけ「最初から合ってる」じゃないと苦しい訳で、スティックより最低一段は選択の重要性が重いと考えるべきだろう。

バチなら上述グリップ変更以外にも逆さにするとか、僅かな雑音が平気ならわざと落して違う種類のを掴むのだって出来る。
だが足では靴の履き替えが出来ると言っても、演ってる最中はとても無理だ。
それだけ成否の鍵を握ってるのだが、正しい選択をするのが案外難しい面を持っている。

ここで又脱線(っても大いに関係があるんだが😓)、貴方はどれ位バスドラムを重視してるだろうか。
得手不得手や好みもあるけど、その前に再認識しといて欲しい事がある。
歌の入らないのしか演らないならまだしも、歌入りの曲では手は下手に自由にしてはイケナイ。
どんなに上手でも音域に被りが出て音が喧嘩して、どっちも駄目になってしまうからだ。

ポピュラー性の高いのになると作・編曲者の意向もあって尚縛りがきつくなるが、そんな中でも個性や邪魔にならない自己主張が出来るのの筆頭がバスドラムなのではと思う。
Hi-HatやRideのちょっとした刻み方違いもこれに含まれるが、大音量でも文句が付けられにくいのはバスドラの方だ。
他の音が無い一番低い所で短めにしか鳴らないし音程感にも乏しいからで、お邪魔するのはリズムだけなのでお許しをって感じか。

個人の主観に過ぎないが手の猛者はインスト系出身に多く、足では歌物系出身に多い気がするがどうだろう。
Jeff Porcaroを例として見てみると何でもこなした人だが、少なくとも本人としては活動の中心はToToだったとみて相違ないだろう。
そもそもノリから既に個性があるが、登場当時から体験のある俺として一番印象に残ったのはドラムから曲に入る時の1・2・3・ドドタだった。

これなら他に誰も弾いてないしまだ曲にも入って無いから、誰に忖度する必要も皆無と素晴らしいアイデアと技術だ。
しかも当初はほぼ本人以外出来なかっただろうから間違われる心配も無く、極端な言い方をすれば曲の始まる前にもういきなり強烈にアピール出来る。
それに駄目を押してるのがフレーズの簡単さで、ここまで単純なら誰だって一発で覚えられそうだ。

技術的にはBONZOなんかだったら何とかなりそうだが、
Porcaroの方が速さにもっと余裕があった様に伺えた。
テンポを気にしなくて済むから何処へでも気分次第で入れられるし、曲中ではどちらかと言うと
BONZOより総体的にはシンプルだったのはより歌物屋だったからだと感じられる。

選択の難しさへ戻るが、これは結構な数がある。
本邦だと練習パッドより練習台所持者は少ないだろうし兎小屋の密集と、手より環境的に試せる機会が少ない。
今日では標準ペダルはDW□000とかなんだろうが、敢えて断言させて貰うがそれは本当は不正解ですッ!!。
未来永劫本来の基準はSpeedkingしかあり得なく、それは最初に一般化した物だからで御座居ます。

納得出来ない方程良く考えてみて頂きたいんですが、クラシックピアノだったら今でもフルコンサートグランドが基準です。
最低でも「グランド」である事は要求され、それが原因で音大を落されても文句が言えない程です。
今では演奏性能だけならデジタルの最上級機種の方が上回ってそうだが、楽器が確実過ぎる=手加減はその分向上しない危険があるからでしょう。

生楽器ってのは味はあっても実にいい加減な物で、デジタルの方が無味乾燥でも間違い無く頼りにはなります。
只デジタル専門の奏者でない場合、いい加減なのを何とか誤魔化す技や加減を習得してないと困るでしょう。

上述の
フルコンサートグランドピアノは今日の他ジャンルでも日常的に使われてるが、何でバスドラペダルだけ今のでOKってなるのかな?。
もしやそれってドラマー特有の常識かい、こう云う類のは他所だと必ず非常識なんだけどねぇ。

<つづく>

« Bass Drum Pedalの踏み方Ⅱ③足の方向編 | トップページ | Bass Drum Pedalの踏み方Ⅱ➄ペダルの相性編2 »

文化・芸術」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

Ludwig Speedking」カテゴリの記事

ドラム」カテゴリの記事

ギター」カテゴリの記事

ベース」カテゴリの記事

ペダル」カテゴリの記事

奏法」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Bass Drum Pedalの踏み方Ⅱ④ペダルの相性編:

« Bass Drum Pedalの踏み方Ⅱ③足の方向編 | トップページ | Bass Drum Pedalの踏み方Ⅱ➄ペダルの相性編2 »

フォト
2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

最近のコメント