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2018年8月24日 (金)

Bass Drum Pedalの踏み方Ⅱ⑬奏法選択編Ⅱ

前回とは逆にお休みにした、フレーズによる奏法選択の最適化を追及しよう。
現実的には各奏者毎に奏法の可否もあるので、使えるのの中から選んでるだろう。
運良くそれが適正
(フレーズの)に合致してれば、そのままでも良さそうに思ってるでしょう。
でも多くの場合は「ちょっとズレて」たりするせいで、どうも今一しっくり来ないなんて感じるのが多いのでは!?。

ともすれば筆者の態度が良くないから上から目線と誤解されても仕方無さそうだが、実態は失敗の解決策が後から見つかった体験を並べてるだけですのよ。
なので発見する前は最も本件に頭を使ってなかった口で、唯そんなに腕が無いからこの程度の精度しか出せないんだろうと勝手に長い間思い込んで居りました。

前置きはこれ位で抑えて本題に入るが、フレーズ適正の基準が先ず問題になる。
動作・操縦的にやり易いのは精度の為には絶対だけれど、楽曲によってはやり難いのの方が雰囲気が合ってる場合だってある。
けれどもそれを今ここで言い出すと切が無くなってしまうので、敢えて一旦芸術性以外の部分で分類してみます。

基本はベタ足でもアップヒールでも「単打用」のから、どの段階で「連打用」のにスイッチするかが最初の選択になるだろう。
俺はたまたまスライドが昔からかなり得意(だから上記の保険掛けた!?)だったので、本来はトゥヒール系が適してるのでもスライドで賄ってしまっていた。
だが是迄に色々記して来た様に、中速には合って無かったのでした。
具体的にはHi-Hatの16が片手で出来る位のテンポでは、スライドには遅すぎでトゥヒールが最適だった。

太鼓単体でリズムを鳴らしてれば大して気にならないのが、いざベースを入れてみると「ドゥーーーゥッ、ドゥドゥ」がカッチリとは合わない。
太鼓は右利きなら右手が16を刻んでてメトロノーム的基準が明確に有るから、最初はベースの方が不正確だったかと思った。
しかし俺としては本職の方がどう考えても安定・正確な筈なので、?の連発。
随分最近まで実は足が犯人なのを気付かずに過ぎてしまっていた。

これの分析結果は正しい譜割りより足のやり易さが優先されてしまってたからで、単体でなら聴けてもちゃんとは合ってなかったのだ。
元がどうしようもないアホなので、リズムよりどうしても希望より小さくなる1打目の音量を2打目に揃えるのにばかり腐心していた。
録音して他楽器と一緒に聴くと、いつも1打目が殆ど聴こえなくなっちゃってたからさ。
それ以前にスライドに必要な速度がテンポの都合で足りてないのにね…。

それでトゥヒールに置換えたが当初はトゥもヒールより原理上非力なので、リズムは合っても音量がでまだ悩んでいた。
それでもどうして苦手なトゥヒールが生き残ったかと云うと、1打目の「明瞭度」に差があったからだった。
小さくてもスライドで録ったのよりは、微かに聴こえ始めたからだ。

改善の見込みが低いのを続けてもしょうがないから、思い切って音量を無視してトゥヒールに慣れる様に続けて行った。
それから今1年位経過して、音量の問題は何時の間にか解消していた。
奏者の性格も大きく影響しそうだが音の大きいのが特徴の太鼓こそ、訓練中は下手に気にすると駄目らしいのを悟る。
「元が大きいからそんなに心配しなくたてってきっと聴こえるさ」と、わざと自分を騙す位で丁度良い様だ。

その後これの副産物として見つかったのが、ラテン系ので延々16で「ドドッ」と演る際の利用法。(適応可能テンポの範囲は割と狭いが)
どれで演っても2分3分と継続すると疲れて辛くなって来るが、狡いけど疲れたら交互に切り替えるのだ。
どの程度の改善がみられるかはそれこそ疲れるので未実験だが、一応理論的な裏は既に取れている。

スライドは脚上げ負荷が高く、2打目以外は上げてる羽目になるのが多い。
連続スライドは真に上げっ放しになるが、スライド連続(間があっても同じ奏法の連続)でも足を毎回「引き戻す時間」を稼ぐ為他の奏法より「早目の脚上げ」が要って来る。
なので「上げてる」のの疲れが大きいし早くにやって来るが
、他はロクに使って無いから疲れない

一方トゥヒールでは「脚に負けない爪先」にするのもあって、パワーを出しながら回数も要るので脹脛が疲れる。
※決して露骨に力を入れはしない、弱くとか曖昧になり過ぎない様に気を付けるだけだ。
しかし脚上げは
2打目の瞬間だけなので、休みが多くてこっちは全然余裕だ。

この様に違う筋肉を使う事で程度は不明だが、多少なりとも延命が図れるのには疑いの余地が無い。
一見邪道オンリーっぽいけど演るのが「疲れる」人間となれば、疲労軽減は精度・安定度向上に繋がるので無視出来るものではない。
奏法にも「スペア」は無いより、やっぱり有った方が色々と良いみたいだ。

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