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2018年7月29日 (日)

Ludwig 3ply Reinforcement Drumの話し③

前回現代的厚胴の方が明瞭度に勝ると述べたが、いざ録ってみるとそれ程でもないのも記した。
趣味で仲間と集まって合奏する「その場」だけを楽しむのには、厚胴も適してるのかも知れない。
昔とは周りの楽器の音も違って来てるので一概には言えないが、個人的には録音すると
薄胴の方が実は聴き取り易く感じられるのは単なる気のせいだろか!?。

今回はこれを検証してみるが、「いざ録ってみると」がキーワードだ。
生耳でのアンサンブル内で薄胴をちゃんと聴こえる様にするには、「しっかり」叩かないといけない。
これは本来胴がどうだろうと基本的な案件なのだが、厚胴だと生耳感覚的にはあやふやな演奏力でも認知度は高い。
だが俺にはこれは「その場凌ぎ」と思え、その場は楽だが「叩けた通りの音」では無いとも云えるからだ。

太鼓単体での俺知り厚胴は大変リニアな反応で結構なんだが、音色は変化せず音量だけが広範囲に変わる感じを受けた。
音色は叩き方で変えるからそれで構わない人には一見不都合が無さそうだが、生楽器なのに音色変化が少ないのにちょっとばかり疑問を持ってしまう。
電気・電子楽器みたいに電気的に音色変化は付けられないし、かと言って打込み程完全に同じ音ってのはどんな達人でも無理なんだから。

俺は音響(オーディオとしても)を学んでるので科学的観点も持ってはいるが、一時の異常な厚胴はどうも再生装置と楽器の区別をし損ねた様に映る。
より多く何枚も貼り合せられる新技術を生かそうとしたのかも知れんが、まだ現状では楽器として充分活用出来たとは認め難い。
少々ハード方向へ偏向し過ぎた感が否めず、間違った方向の完成度の高さの為に道具としての応用力が削がれてしまったと感じられる。

Speedking製造終了も推測でしか無いが、現代の効率絶対主義的ムードに合致しないのだけは分かる。
これには「道具(楽器)を使う側」ももっと良く考えた方が良さそうで、下手に「現状だけの要望」を主張し過ぎないのも必要だろう。
人間の特にお芸術家ともなると気紛れで、1秒後には正反対に感じて連呼しだしたりも通常運転なんだからね。

そして奏力向上に繋がるのは「正直な楽器」で、良い音が出せる迄は物凄く大変ではある。
が、「普段からそこそこ」「最高運時もそこそこ」な音しか出なくて平気なのか!?。
敢えて厚胴君を補助輪付き自転車と呼ばせて貰うが、最低限でも奏者の力量に応じての使い分けは考えるべきだろう。
補助輪付きは転ぶ心配が無い代わりカーブを超高速で駆け抜けるのは無理で、補助輪がつっかえてあまり内傾させられないからね。

楽器の演奏に対する実際の影響度は不明だが、現に俺は
Speedkingによって初めて可能になった技が沢山ある。
現行バスドラペダルについても、せめてバネだけはもっと弱くも出来る様にならないものかと思う。
対和太鼓比で西洋太鼓は胴は薄くバチは細いが、それだからこそ実現可能になった数多の演奏技術があるのを思い出そう。

道具側で1点に最適化すると「それ」には最高だが、往々にして他のは殆ど不可能になってしまったりする。
最初は不便と感じても「楽器だけで完全」では最早それはオーディオ機器の一種に過ぎず、楽器+奏者で完全になる様に奏者にもっと「余地」を残しておくべき気がするのだ。

極端な話し救急車が患者搬送中に止まったら困るが、確実な代わり多分乗り心地はロールスロイスには劣るだろう。
無論具合の悪い人を乗せるんだから決して乗り心地を軽視はしてないが、病院に確実に到着出来る事が優先される。
それと比べりゃ楽器に一番必要なのは、奏者の自由を妨げず自在な反応を示せる事の様に思うのだ。
折角面白そうなのを想い付いても試せなかったりすると、ある種の玩具としては詰らない気がしてしまう。

最新のデジタルシンセは正確さも大変高いレベルになったが、それでも音響測定用の発振器と比べたら全然だ。
だが発振器では余程上手く活用しないと全く楽音には出来ず、その面では音楽と音響はやはり別物だ。
最も優先的に必要とされる部分が違っているからで、明確な境界線が無いだけに気を付けてても誤解し易い部分なんだろうと思った。

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