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2018年4月14日 (土)

車載Sub Wooferに思う事

スピーカが小型になって来て便利になったが、手放しで喜ぶのはまだ早かったか!?。
本職がBass屋の俺としては場合によって不満で、それが却って昔よりなのだ。
スピーカの性能は今の方が進化してるのは間違い無く、低音だって今の方が出てはいるのに。
だけど条件等如何では何か質と云うか量と云うか、「低音出てるけど違う音」みたいに感じてしまう。

もう10年も昔だがそれまで粘りに粘って乗ってた機材車!?(只の2Boxバン)を、寿命で買換えた時
の話し。
カーオーディオは友人の廃車からの貰い物から始まったが、グレードアップの最初は少し高級なドアスピーカだった。
確かに音質自体は向上したが、如何せん「低音」が無理感満載な上に帯域がどうにも足りなかった。

そこで最終的に荷物空間の広さを活かし!?、貰い物の普通の家庭用オーディオスピーカを
リア用として追加しメインで鳴らしていた。
荷物満載時は後ろスピーカは家に置いてけぼりにするしかないが、そこまでじゃない時は割と傾斜のキツイ側窓のお陰で隙間が出来てそこから聴こえた。
その代り商用車のせいか車室の割に後席が狭く、特に背もたれの角度が不自然に立っていた。
2人+荷物とかなら案外快適だったが、一応5人乗りなのに後席ではエアコンの効きも悪かったりしていた。

それで現車は子供が生まれた後で大きくなってくのも目に見えてたしで、機材には少々劣化するが乗用タイプ5ナンバーにした。
元からのだけだと4つあっても
ドアスピーカだけで低音が貧相だったが、旧車の様な空間が無く丁度手頃になり出した小型Sub Woofer追加を考えた。
今度の環境では余裕のあるのが前席の下で、これが広目だったのでそこへ収まるのを選んで購入した。

もしかしてそろそろまた失敗談かぁと思ってるアナタ、えーえーどうせご名答ですよ。
確かに聴こえなかったバスドラは分かる様にはなったけど、ボワンと響くだけで音程も何もあったもんじゃない😢。
しかも「加減」がとても難しくて、下手すりゃ曲単位で再調整しないと駄目。
でも妙なのは車室の残響は商用→乗用もあって減ったし、そもそもかなり静かになってるのにだ。

珍しくサッサと結論に入ると、聴こえると「聴ける」は違うんだって事でした。
大昔から個人的に低音には興味と拘りがあったけど、経済事情で経験機材が古過ぎたのね。
大昔のは当時裏技的技術使用は困難だったので、今思うと見た目と音が割と一致するのしか無かった様だ。
それがいきなり最新のへ飛んだもんだから、実情をサッパリ知らなかったんだね。

今の車内は大昔の高速道路走行中等より格段に静かになったが、それでも住宅街の夜の室内よりはうるさい。
近年の電気自動車では知らないが内燃機関(エンジン)のあるヤツは、どうしたってそれ由来の低域雑音は無くせない。
だから低音に限ると案外そこそこの音量も必要で、こうなって来ると前述PAの場合に条件が近付いて来る様なのだ。

Rock用PA程では無くとも「出せさえすれば良い」ユニットサイズでは役不足で、これも前述の理由で音量を要求すると音色的に破綻するからだ。
ここで若干脱線するがドアスピーカ自体の研究!?はどうなったかと云うと、庶民車では20cm以上のユニットを搭載する空間が取れない。
しかも衝撃吸収と軽量化の為に、「低音迄扱えるエンクロージャ」としてはその剛性確保も不可能の様だった。

しかも側窓隙間対応での水抜穴は「外部」に向かってるので、折角漸く鳴った低音が残念にも「車外だけ」へ行ってしまうのだ。
ドア内に「別箱」とも考えてはみたものの、それだと容量が凄く減少してしまう。
窓開閉が必要な限りドア厚み方向の真ん中ら辺に、窓ガラスが下がって来る時があって分断されるからだ。
更に箱内吸音も同理由で制約のオンパレードと来りゃ、低音を出せた処で聴ける音にはなり得ないので追及中止。

結局の処最新Sub Wooferと云った処で音響の原理自体は大昔から不変なので、やはり「正規の低音」だとそれなりの大きさは未だ必要らしい。
又特定の環境や条件下ではそれなりに小型Sub Wooferも存在意義はあるが、
条件が不利で厳しいのもある。
貧民代表!?としちゃ短寿命は追加出費を要するから問題で、理に反した小型ではスピーカエッジにゴムやウレタン等劣化必須の材を用いるしか無いのも苦しい。

修理の手間は経費削減に繋がるなら厭わぬ構えで居ても、部品供給とその価格が割高では消費者サイドは実質無策化する。
物にもよるが音程に対して無理の無いサイズのユニットでは、エッジ部が紙や布等長寿命且つ低コスト材で充分な性能が得られる。
しかも車内の様に気温が瞬時に乱高下する環境では、一層劣化に拍車が掛るから尚更割が悪い。

だから場合によっては、「只の並のスピーカ」利用は案外良かったみたいだ。
但し呉々も注意されたいのは固定方法とその強度で、これを誤ると凶器と化すから誰にでも勧められた物では無い。
尤も経費が賄えるなら現代では手段は無数に有ると言って良く、わざわざこんな妙な真似をする必要は無いのだ。

因みに順序が前後するが小型低音用スピーカが特別「柔らかいエッジ」を要するのは、唯でさえ狭い振動板(音を出す所)の広さをなるべく保ち乍らストロークを稼ぐ為。
もしエッジ材料を優先すると能率が更に下がり、その分も大入力に耐える様にしたりと又別の問題が発生して来る。
寿命が延びても物凄く高出力なAmpだって入用になって、普通の車では電源の対応が厳しい上にコストも掛ると堂々巡りだ。

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