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2018年4月14日 (土)

Rickenbacker Bassの話し①

一部コア層からしか評価されないRickenbacker Bassは昔から、そして今でもまだ俺には基本になっている。
自分がそうなった(なってる)のは奏法上やジャンルの際限無さの都合も大いにあって、単なる好みだけが理由では無い。
ピック・指(も色々)・スラップ(昔ならチョッパーと言われてた)等「万遍無く」演るのに、「無用な音色差」が出るのが不都合だからだ。

使い方次第で他社Bassだって何とかなりはするんだが、その為の制約のシビアさには不便を感じる。
用途上の都合の例としてはもう亡くなってしまったがMoterheadの
Lemmy Kilmister等が最右翼で、Bassなのに普段がChord弾きだからだ。
そもそも低音域では楽器の種類に無関係に和音は音が濁り易くて厳しいが、中域の強いFenderやGibsonではほぼ不可能な芸当だからね。

この
Rickenbacker Bassは元々本邦ではほぼ趣味的扱いに終始してる様だが、'70年代の西洋では結構広範囲で活用されていたりした。
日本は「皆一緒」に対し欧米では「個性命」だったからか、少しでも他と違う音が求められた結果だろう。
だから
Rickenbacker Bass(特に4000番台)の奇抜な見た目がとても合いそうには無いジャンル等でも、目立たない様に!?意外な所で多用されてた。

俺的に真っ先に思い当たるのが全盛期のBilly JoelのBANDで、それ程如何にもな音色では無いが
'70年代中のは多分全部リッケンだ。
Bassの音色にどの弦のどの位置でも太さを求めるなら適さなさそうだが、アンサンブル全体としてだと
Bassの「太過ぎる高音」が邪魔になるケースも多い。
他楽器の主要音域と被るからで、ある意味でこれはBassに於けるナルシズムとも云えよう。
この辺も「意外な所で」の原因と、勝手に推察している。

逆に他楽器では得難い低域の重さを重視するなら、他の選択肢は少なく感じられる。
色んなのが他にあると云っても元祖且つエレキベースの手本たるFenderの発展系が多いので、どうしても低域の深みでは及ばない様だ。
楽器単体でならやはりFender系が主にPickupの構造と位置(弦へのCoilの近さ)がモノを言って、
タッチ感やスラップ音色のフィーリングは独壇場に違いない

この時点でだとFender系が無難ではないかと思われるかも知れないが、実は別の面からの難点が内包されている。
ポピュラー故にピンキリで「マトモな音」のする個体は超高価だったり、選別を誤ればハイそれま~ぁでぇよぉになったりするからだ。
よっぽど「違い」に敏感になれないと少なくとも大当たりは無理で、尚且つ俺みたいに「折角判れても高くて無理」では夢も希望も無いじゃないですか。

初期の想定より売れてしまうと材料供給や選別が苦しくなって来たリもするから、中々原設計は維持出来なくなって来るのは仕方がない。
逆に不人気だから余り安価に出来ないのだと、売る為にはせめて高品質位は要るって寸法になる。

更に別側面として現代ではLive時はBassはLineで拾われるのが主で、Pre AmpやEffector無しでだと意図した充分な低音が保障されない心配がある。
Fender Bassは設計思想として楽器は倍音中心・Ampで低音をとされてる様で、その当時低音より高音を上手く出す方が困難だったのに由来してる様だ。
一見汎用に見えても本来の姿とするには低音豊富なAmpもセットにしないと駄目で、常にそれが可能でないと想定外の結果への覚悟も要るだろう。

近年は一時期程では無くなったみたいだが「Bassも高域倍音ドシドシ」が流行った時、FenderのBass Ampはかなり衰退した。
全盛期のFender Bassmanは低音重視の為に
スピーカユニットが黎明期のからタイプ変更され、正にWooferとなってたから高域が出る筈も無い。
大流行だっただけに一度廃れると復活が厳しくなるもんで、少なくとも低価格化が困難だから亜流となって久しい。

また様々な曲でピック弾きしようとするとPrecisionでは柔過ぎて頼り無くなったり、Jazz Bassでは薄っぺらくなって不都合が生じたりもする。
俺は当初ギターから転向したのもあって
ピック弾きがメインだったから、看過出来ない相違点なのだ。
今ではそれは違って来てるが、やはり指よりピックの音色が劣化するのでは困るのだ。

「指で弾けないからピック持った!?」と思われるのが心外で、こっちとしては飽く迄音色やニュアンスの為に選択してるので。
どんな奏法にも長所・短所はそれぞれあって、向き不向きもある。
でも「アンサンブル内」では必ずしもそれが「順当」にならない場合も多々で、他楽器の音色に左右されたりだってするのだ。

ここ迄語っといて悲しい性か毎度のズッコケ落ちが付くのだが、現用の
Rickenbacker Bassは借物だ。
それが7歳も年下の人から20年以上も無償でで、本職の道具なのに酷い話しではある。
只個人的には本職じゃない楽器の方が腕の不足で物を選ぶ必要があったので、こんな結果になってしまったのだ。

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