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2018年4月19日 (木)

Rickenbacker Bassの話し③短所と対処編(ブリッジ)

どんな楽器も欠点があったりするものだが、それが「音の為の結果」だとしたら受け入れて行くしかない。
もし設計ミス等での致命的な欠点だと敵わないが、
現行のRickenbackerは明らかに音の為と分かるしそれ程重大な欠点は無い
だが「音の為」なので下手な改良は受け付けられず、却って面倒でもある。
今回は使い方に依らない部分からだ。

クラシックギター等ではすぐに弾かない時は木部の変形や悪癖が付くのを避ける目的で、弦をある程度緩めて措いたりする。
しかしトラスロッド付ネックの物は、却ってそのままを維持してる方が良い結果が得られたりする。
リッケンはトラスロッド付でしかも2本もあるのだから後者に属するが、一般標準的太さの弦を使用してる場合それだとテイルピースが少し捲れて来てしまう。

割かしゴツイダイキャストの金属製だが、見た目に反して結構柔らかいのだ。
それで一時期一部の物には、最初からテイルピース部に留めネジが2本追加されてるのもあった位だ。
俺も以前に常用してた安いコピーモデルのでは、自前で模倣してネジ追加をした結果捲れは解消したままで安定している。
音的にも少なくとも自分には何の変化も感じられず結構なのだが、現用のは「
借物」なのでそれが出来ず少し不自由してはいる。

これが為に本家でも後発の4004やかつて一部の者が「捲れない別タイプのブリッジ」にしてたりするが、4001(4003)の「あの感じ」を重視するならタイプ変更はお止しになるのがお勧めです。
我キャリアの中間点位で安偽から借本への大変革はあったけれど、「硬っぽいのに柔らかい」は共通でかなり肝みたいだからだ。
Fender系のオリジナルタイプブリッジだと丁度真逆で、軟っぽいのに案外丈夫だったりする。

Fender系オリジナルは実際「弾くだけ」だったら全然平気だが、
機械的強度は低いのでオクターヴや弦高調整時等かなり用心しないといけない。
ネジ山ナメはリッケンでも同様で要用心だが、ネジが曲がったり折れたりベースプレートに変な傷が付いたりはしない。
更に弦高調整用の六角ネジに至っては手垢等で錆て不動になったり、錆が深いとそれだけでやはり折れたりもある。

しかしギターのストラト等で一番顕著に表れてるが、ヤワでイイ加減なのじゃないとそれぞれの「あの音」にならないのだ。
いづれも結局は硬すぎると特有の共振がし辛くなるのが不味い様で、それは太鼓の胴でも同様な傾向がある処だ。
電気弦楽器のブリッジ周辺の強度ではGibson系は優れるが、Pickupがハムバッキングじゃないと「特有の個性」は不足気味に感じる。
特にボディに空洞の無いのだとそうで、「しっかりしてるが出汁入れるの忘れた!?」みたいな感じがしないでもない。

ブリッジ案件については現状では改造不可なので、仕方無く細目弦使用で凌いでいる。
実は最初は面倒でも弾き終わったら緩めてたんだが、どうもネックの安定に対して余り芳しくなかった。
演奏時の弦張力にしてすぐにネックが「所定の反り具合」にはならないし、その時の気候等によって安定位置が毎回変わってしまう。
張りっ放しだって変化は当然起こるけれど、それは急激でなく徐々にになるのが全く違うのだ。

またFender系のより演奏時のテンションが同一弦では強くなるが、たった1/2インチでも弦長が短い分だけ割合としては弦が太くなったのと同じ事だからね。
弦張力は弦長が短ければ同じ音程を得るのに対して引張りは弱まるのでこれは一見矛盾に見えるが、それは「弾かない場合」の話しなのだ。
どんな弦楽器でもブリッジ寄りを押さえた時の感触を思い出してみて、「弦が硬く」(相対的には)なって音が短くなっちゃうでしょ!?。
その音のベストポイントより弦が硬いと、硬さで弦振動が抑制されるからだ。

僅かでも短い分「張りが弱まらない」設定にしとかないと、折角の通しネックの効果が存分に堪能出来なくなる訳。
そもそも一寸考えれば「標準的エレキベース弦」の基準は、プレべ・ジャズベであってリッケンでは無かったね。
でも余りにスケールが近いもんだから、ついつい同じつもりになってたのよ。
ギターではF系でもG系でも同じ弦が割と「同じ」に感じられるけれど、ヘッド・ブリッジ部の角度等がかなりそれぞれで違ってたんだったけ。

現行使用弦は最安物なのでかローエンドに若干不足を感じるが、サスティンは寧ろ向上している。
実際本家の弦は寸法的にはFender系近似でも張力は控え目らしいが、貧民には価格的に厳しくて無理だ。
弦について奏者それぞれの美学はあろうが、基本的にはその状態の影響の方が大きい。
それとリッケンみたいに正直タイプのだとその差がハッキリ認識出来てしまうので、俺の場合はモノより状態を優先する事にしている。

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