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2018年4月27日 (金)

困った(かも知れぬ)、J‐POPサウンドが苦手…。

近年日に日に苦手になって行くJ‐POPサウンド、加齢でいよいよ世間の流行から取残され出したんだろうか!?。
他人の例を見てみると若い時は何でもやってたのが、「ある時期」を境に「限定路線」みたいになってるのが多い。
けどだからってその人自体が必ずしも固定観念に囚われてる風でもないし、仕事は狭範囲でもプライベートは寧ろ何でも来いみたいになってたりもするみたいだ。
本人認識としては過剰な音の「画一化」に辟易しただけなのだが…。

誰だってどうせなら金メダルを目指したいので、突詰めればゴールは一点に集約されるのかも知れない。
だけど競技によって「どこが優れてるか」は違うので、音楽だってそう云う違いは自然ともっと出て来る筈なんだ。
それが下手するとテンポやアレンジでさえも妙に少ない種類にパターン化されてしまった感じで、幾ら流行りだとしても「またこの音かよ」になっちまったい。

結構以前から感じちゃいたがそれを今持ち出したのは、楽曲や奏者・リスナーとの整合性に疑問を持ったからだ。
もっと軽い・重いとかスッキリ・クドクドとか、それぞれに「持ち味」がある筈なんだよねえ。
洋楽だって昔程は個性が感じられなくなって来てるが、それでも一応どこそこ風とか何々式みたいなのは一聴しただけで分かる差は残ってる様ですよ。

本邦現代聴取環境は過去より格段に移動中等が多そうだから、それに対応させようとしてるのは分からないでもない。
だけど例えばカワイイBandの音が不釣り合いにヘビーにしといたりして、マイナス作用にならないのかと不思議になったりもするのだ。
或いはアルバム内とかレパートリー内で強調する為に、それ以外のは敢えてギリギリまで軽目の音にしておくとか考えないのか。

近年ゲーム音楽からの影響の大きさも分かるが、オジサンとしてはわざわざ負の要素まで律儀に継承しなくても良いのにと思ってしまったり。
ゲームでの音楽の多くはBGMだからダイナミックレンジ(音量の大小巾)を狭めとく必要があったりするが、「ゲームじゃない」のの時にそれは不要でしょ。
それと「音の隙間」が無さ過ぎるのも気になる処で、イントロはスカスカでもいざ本編が始まると一辺倒にどれでも満員ラッシュってのもどうもねぇ。

確かにPOPSだってかなり歴史が綴られ、「お初」の余地は殆ど残されてないとは思いますよ。
でもだからってここ迄やたらにコンプレッサーを何にでも深く掛けちゃって、イコライジングで兎に角ローもハイも出しちゃわなきゃイケナイ理由って一体何なのさ。
不自然に太過ぎる音のストラトキャスターにキンキラキンのレスポールとか、最初とかわざとの内なら少しはアリだけど。
下手にやり過ぎた日にゃ、最早楽器の種類が無関係ですわ。

そんならいっその事作曲は全部小室氏・作詞は全部秋元氏…ってな具合で、一番人気の以外は廃業しても同然じゃないの。
だけど妙なもんで極力一番人気のに他の全部を同化させたら、一番の人気度も低下・真似っこも売行き悪化で業界一家無理心中みたいになってるよ。
なるべくニーズの多いのが得意だったりやりたかったりするとラッキーだとは思うけど、それでも必ず全員に気に入られる事はまず無いんだからねぇ。

個人的には’60~’70年代のアメリカのレコード「レーベル毎の独自サウンド」が印象深いんだが、かと云ってそれの全てが好きな訳ではない。
偶然だろうがそれぞれの「個性の競演」みたいなのが、却ってお互いの存在価値を生じさせてた様に感じるのだ。
実情としては特に黒人系のは予算等の問題で彼ら本来の理想とは遠かっただろうけど、「厳しい制約の中」でひねり出した手法は金メダル級だ。

そもそも嗜好品たる音楽を皆が毎回一々隅々まで聴いてもいないだろうから、無理して「全部」をやる意味も無い筈だ。
また人の耳も「印象」の影響がとても大きいから、一口にヘビーな太鼓とか言っても「比較論」に過ぎない。
それも他曲というより「その曲の」「そのアルバム」
とか「その連中」の中ではどうかなのが一番響き、科学的にやっても聴く側は大抵そうじゃないんだよなぁ。

だから「100Hzが-10dB出てるからヘビー」とかではなくて、「低音が高音の倍位の音量があるからヘビー」とかなんですよ。
気持ちが分からなくも無いけど「全部ヘビー」とか「全部パワフル」とかやっても、「耳には」そうはなってくれない。
せいぜい「何かコレ、ちょっと聴いただけなのに結構疲れるね」位が関の山で、想定外(元の想定を知りませんけれど)にしかならないよ。

それに試合観戦とかドラマの山場を迎えた時なんかは、誰だってその一点に集中したくなるじゃないですか。
美人やイケメンのタイプがもしひとつしか無いのなら、この世に浮気は御座居ません。
ところがあれこれ素敵な方が一杯おいでになられますと、余程の成人君主様以外はついフラフラと…。
いやいや飽く迄「気持ち」だけの話しで、実行に移しちゃなりませんがね。

お好きな方・平気な方を決して揶揄するものではありませんが、そうだ勝手に今日からJ‐POPを「浦島太郎サウンド」と呼んでしまえ!?。

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