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2018年3月22日 (木)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)㉗

今回は期せずして実証された Ringo Starr 初期の踏み方、と云ってもそれを録音・録画等一切しなかったんで証拠を示せなくて何だが…。
しかも実行犯!?は俺じゃなく人体実験第2弾!?で今回も従兄と他力本願だが、俺が第三者として体感出来たのが却って有用とも思って記す事にした。
想像を絶する大幅な音量増大が起こり、奏者の技量の影響度は高そうだがパワー面でもこれなら Speedking はブッチギリのキングなのを認めさせられた。

Speedking と音量について俺が一番着目してるのが Ringo Starr で、それは数万人相手で PA レス 20 インチ使用だったからだ。
以前太鼓購入時にローピッチ好みの為 24 にするか 22 にするかで迷ったが、
近所のドラムショップカノウプスの専門家から Ludwig の場合音程は殆ど一緒で音量が違うだけと訊き現状の 22 にした経緯がある。
実際に試奏してみてその通りと感じたが、だとすれば Ringo の 20 がよくそれで聴こえたもんだと不思議感がずっとあったんだ。

状況からすれば音量も世界一必要で、武道館での彼の All Stars の Live でも太鼓の鳴りの相違から来る音色はかなりワイルドだった。
何十年も前から見聞きして来てるがかなり最近になって、太さは普通でも長目のスティックを使用してるのも知った。
それでも余りにも演ってる姿が普通で自然体なので、実際どの位音が大きいのかの見当は皆目付かずに居た。

俺:従兄比では彼は脚上げが足首頼りで、バネ弱だとビータストロークが縮み気味になるのでその対策一案としての情報提供だった。
彼のビータ動きが
俺感ではずっとストローク小さ目・速度遅めに見えてるのと Slide や Double が Speedking では少々苦労させられてる様子なので、コツを掴むキッカケにでもなればとしてだった。
肝心の目的に対してはその時点では効果が出なかったが、とんでもない事になってとても驚いた。

彼は元から手の方が得意で音量もそれに準じてたが、その音量を感覚的に云うと全体は平均・手は平均の 1.2 倍・脚はアクセント以外は平均の 0.7 倍位。
それが突然脚が手の3倍位になって、凄腕の手でどうやっても普段のスティックでは音量不足になったのだ。
試しに Ringo のと似た長さが 410mm のに持ち替えて貰ったら、何とかバランスがとれる様になった。

凄まじくうるさく2人ともすぐさまヘッドホンを被る、彼とは人生の大部分を共にして来てるが彼がこんな音量を出したのは初。
それも他でもこんなのは経験した記憶が無い程で、彼の持ち味の正確さ・音色・キレは維持されたままでなのだ。
スティック変更だけで足りずに叩く方が普段より労力を要し、草臥れさせて後で体調を崩させてしまったらしきには罪の意識を感じている。

して核心のセッティングは俺も踏み方の参考例として見つけた、Drummerworld にあった Beatles のワシントンでの Live ビデオ。

http://www.drummerworld.com/Videos/ringobeatleswashinton.html

この舞台では正面の向きを「回転させられるドラム台」で変えながら演ってて、それで珍しくペダルと足元が何度も良く拝めるのだ。

20 でもビータが大体中心に来てるので短くしてる筈で、その代りほぼ毎音ストロークが「水平発進」となっていた。
踏み方はベタ足(足首はなるべく動かさない)で、思い切った Foot Board の手前寄り(足指付け根がヒール側ヒンジから 1/3 位)。
ビータ軸が短めだろうと水平発進するには絶対「奥」では踏めない、先ず
どんな薄足君だって足にで次に脛にビータがつかえて無理。

Foot Board の移動距離がヒンジに近い程小さくなるので、ペダルの重さは強めに感じられる反面反発力も増加して脚上がりが速まりそう。
俺よりバネ強を苦に感じて無い彼なので、割と今迄慣れた踏み方のままで Speedking の特徴を生かせそうって魂胆だ。
しかしまさか丸々まんま Ringo る!?とは、全く予想出来なかった。
太鼓の上手い奴だとそうなるって事は、逆に考えりゃやっぱ Ringo は見掛けに因らず壮絶に上手いんだと思った。

バネ強では「重くない脚」ならこうならずに済むが、踏む時の速度は抵抗増加であまり速くはし辛い筈だ。
脚力自慢の俺ですらバネ強をとても嫌がってるんだから、余程怪力で俊足の持ち主以外の者がバネ強を良いと感じてたならそれはきっと幻影に違いない。
人は機械じゃなく疲れて来るので、なるべく疲れないのだって大音量には必要なな筈でそれも幾ら多く踏んでもだ。
只の一発だけだったら、誰でもある程度までは出せるんだからさ。

この件を物理的解析で語ると、速度反応型なのとストローク長さを最大活用したとなる。
ビータ軸距の短縮分をストローク長と速さで補ってて、軽いからそれを少ない力と踏み込み距離で実現出来てる訳。
帰宅後翌日早速期待して俺も試してみたが絶大な鈍感力のせいか知らんが、どこをどうしてどう踏んでもサッパリ変化無し。

その翌日の今さっきになって僅かに差が出て来たみたいだが、やはり大して変わり映えがしなかった。
何をどうやっても「何時もの自分の音」しか出なかったのは果たして吉か凶か不明だが、今の俺には初期 Ringo 式は止めるのが不安定になるのと Paice 氏式 Double への移行時に不便さを感じている。

どうも脚の動きが小さ目なら手前・大袈裟なら奥目を踏めば、割合普通っぽく演れる気がして来た。
今の他のペダルと「調整箇所」が違うから気付かなかったが、色んなネジとかを回すより「足の場所」をズラすだけで済む方がよっぽど簡単だったんだよね。
スティックだったたら誰だって持ち方なんかをまず試行してる訳で、「ペダル=機械だからネジ」って思う俺のバカは救い様が無い…。

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