50歳からのSpeedking(ペダルの話)㉑
今回は下手すると夏休みの宿題レベルかも知れないが、物理的(理科的!?)な他ペダルとの比較分析だ。
最近週1で従兄の処で一緒に叩いたりしててそこに従兄所有のスピキンもあるが、彼が折角習得中なので他の一般的なのを借用している。
在り来たりのでも俺技が発揮出来たらの狙いも確かにあるが、車移動にも拘らず手間を惜しんでの結果と少々だらしないか!?。
俺環境では裸足のが従兄教室は土足なので、自分の足とペダルの両方を毎回清掃するのが億劫なのだ。
しかも従兄教室 Hi-Hat Stand はストロークは改善したが、バネは強いままだからこっちはせめて靴を履いていたい。
とても言い訳がましいけども実際 Speedking は製造終了から久しいし、寧ろ従兄の所が例外で持参しなけりゃ大抵は他の現代ペダルになる。
また最近は例の奏法が普通のペダルでも全く不可能では無くなりつつあるし、俺的には兎に角先ずバネさえ弱められれば少しは行けそうに感じてた。
それで調整や最低限の部品交換で不完全でも少しは代役が務まらないかと思い、色々試してみる事にしたのだ。
以前から少しだけやり始めてはいたが、手持ちの YAMAHA FP-702 のバネをもっと色々換装してみる。
最近従兄の Hi-Hat Stand の絡みもあったが押しバネ候補は同一2本しか見つかって無いが、引きバネ候補は多数あった。
最終的には試行錯誤しかないものの候補バネの長さもまちまち、その度に強さ調節ネジも調整し直しになる。
そこで今回は闇雲な実験を避け、先に大凡のバネの強さを測る事にした。
どんなに大雑把でも何某か測れれば少なくとも「比率」が掴めるので色々思案し、未だ手元にある大昔の月刊雑誌付録のほぼ玩具のバネ秤で試した。
こんなものだが全く出鱈目でも無く大体の重さ(本来の用途)はそれなりに測れるし、一応「ゼロ調整ツマミ」も付いてる。
最初は「バネ自体」の強さを測り、その後ペダル全体の様子が知りたくなって図説の方法で測ってみた。
毎度お馴染み!?の図解だが左が横からで中の緑▽が前、右がそのバネ秤の概念図。
左図赤・青が計測点だが、実際はペダルフレームに邪魔されるので工夫を要す。
中図の様に Foot Board 先端に棒を渡し緑表示の紐を両端へ結び、紐の先端をバネ秤のフックへとしてフレームを回避した。
この時バネ秤を通常使用とは逆さにしてペダルの下へ引っ張る空間確保に、適度な巾の角材上にペダルを置き角材自体を床面から嵩上げした。(実際は図の5倍位の下部空間)
最初はバネ強さであるが先ずは基準になるオリジナルで、ニュートラルからビータがヘッドに接する迄が現設定では 6mm の伸びだった。
そこで 6mm 伸ばす力を簡易測定するとして片端を固定、反対端を使用法が逆になるがバネ秤で引っ張ってみた。
結果は大体 2kg とギリギリ測れるのが分かったから、他のも同様にやってみる。
以前試したのバネは換装して踏んだ感じは若干弱まってたが測ったらオリジナルと一緒😢、どうりで断念した訳だ。
実は今回「もう1つのキッカケ」になったのがあって、従兄から FP のスペアと思しきバネを貰った。
ところが揃いも揃っての大勘違いでそれは Stratocaster のアームのだっ!!、持って来る前に偽物でも2人とも Strato 所持してるのに気づかぬボケぶりとは参った。
だが本来用途には2人とも間に合ってるし引きバネには違いないし、勘違いの元凶はサイズが近似だったせいなので試しに測ってみると 1.7kg と少し弱い。
瓢箪から駒だが換装してお試し踏みしてみると、オリジナルよりは俺流スピキンテク!?が僅かに通用し始めた。
やはり方向性としては俺には良さそうだったがまだ俺脚には辛いし、最大の欠点はかなりの音量低下で FP で俺的には初体験現象だ。
因みに従兄の所等で俺的バネ強ペダルでバネ以外の調整で多少マシになった方法はストローク短縮だったが、この時は音量に差は感じなかった。
これは手持ちの FP の方がマシだったから、それの状態にに近付けてみた訳だ。
現況の Slide 奏法が発展・完成!?したのは Speedking 様のお陰だが、発想自体のキッカケは FP で得られたものだ。
またビータ自体の長さは並のシャフト長のだと自分には速度に無関係だったので、Speedking に習い最大長としている。
感覚的にも Foot Board より大幅にビータが振れる方が良くて、Slide 奏法では操作側では最短ストロークしか取れないから余計そう感じるみたいだ。
しかし今回斯様にビータ長ではもう稼げないとなると、俺的には禁だったストローク延長しか手が無い。
古いので連続調節は効かず「隣のネジ穴へ移動」のみで、そもそも俺理想には元の位置は短めに感じては居た。
でもたった1つ隣でも今迄の条件では不具合感満載だったからだ。
今回の成行き上ではもっと弱いバネが要るので計測してくと、1.05kg と大体半分位のが見つかった。
これを試すと今迄に無かったやり易さ!!、かなり行ける(様な気がした)。
半分偶然だがビータのニュートラル時の角度も大体同一になってて、見掛けと踏力上はかなり近似になった。
確認の為 Speedking にすぐさま交換して踏んでみると、「残念でした~ぁ」全然違うわ。
単独では奏法が可能になったので良かったが、比較したら労力も速度も断然Speedking が圧倒であった。
半分は察してたけれど、もしこんなんで得られれば大変お得と思ったが大甘に終る。
収穫としては「一応出来る」でこれは俺にとっちゃそれなりの成果だ。
「別のペダル」だから当然とも言えなく無いが、バネ・角度・ビータ等はほぼ同一でこの大差は何だと改めて思う。
今回は最終的にはボケからの甘と散々だって悔しいから、次回へつづく!?。
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