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2018年2月22日 (木)

Hi-HatとそのStand⑦「録音屋的観点から1」

今度は録音を任さる側の立場から、Hi-Hat とその Stand について考察してみる。
時として奏者とは異なる要求をせねばならぬ事も多々あるが、やはり「演り乍ら」と聴くだけでは目の付け所も違って来るからなんだろう。
なるべくその差を小さく出来てたら、「録ってみたら違っちゃった」を避けられそうだ。

条件設定の説明不足やら文章力の欠如のせいでかなり偏屈に思われるかも知れないので、鬱陶しいが今回は是迄のも含め少し補足も述べたい。

①俺:60年代終りから洋楽 Rock に目覚め、70年代終盤から自分でも演り出す。
②太鼓歴は他よりは短い(楽器の本職はエレキベース)が、人前で稀にお金を頂ける様になって30年位は経った。
③本人希望の本職は Rock 系音楽家だが出た学校は音響工学で、世間的にはこちらの方が信用があるかも知れない。
④ウツケ者なのでロクに稼げてないが、それでも昔はプロの登竜門だった米軍座間キャンプにも出演経験があると云う半端な立ち位置。

⑤太鼓は少しは真面目に取組む様になった25年前以降は、ずっと昔の Ludwig の 3Ply レインフォースメント付きので Snare は 402。
⑥金物は新品の Paiste The Line シリーズ(今はSIGNATUREらしい
)で、以前述べたが太鼓と同時購入の際に高過ぎとは思ったが店の人の説得に負けた。
今思うと本来の好みは古臭い野郎なので同じ Paiste でも Giant Beat がもっと合ってそうだが、当時はまだ未発売だった。


⑦サイズは 22 からの 2Tom 1Floor と金物も大体それに沿って標準的。
⑧スティックはずっと TAMA ヒッコリーの 2145P ってので、伝統的チップ・普通の長さだが微妙に太い感じの。
個人的に昨今主流の「短いチップ」より「平らに当てられた」時の出音が太目を気に入ってだが、「打ち損じ」るとたちまちボヤける。
腕に見合わず「常に一応明瞭」より加減が利くとか、「最良時はより太い」を優先した格好。

恐ろしく長くなって済まぬし本来プロフィール欄への記述が正しそうだが、手広く色々携わってるのできっと全部は入り切らないだろうでした。
音楽の好みは70年代 Rock 至上主義だが、こちらも自分ので構わなければで俺側では節操無く無制限で演ってます。

基本的に残念だが若くないのから来る部分も否定仕切れないが、単に「良い音」だとか貧民には最重要点の「安さ」(少なくとも音の割に)の都合の結果です。
所謂ビンテージヲタには憧れも無くは無いが、俺には
経済的にとても無理な相談です。

これ以前の言わば「太鼓は趣味」時代は従兄のお古を捨て値で強引に譲って貰った、Pearl Rock'n'Roller の 20 からのセットや借物。
金物も借物中心だったが壊れたり(ホントは壊しちゃった!?)不足のだけ、中古を漁って補充な具合だった。

ある意味ここからが今回の本番なんだが、買い直す予算が無いから後で使えなくなりそうな物には出費したくない。
それで当時全く不人気で格安だった Paiste 602 Medium Hi-Hat を入手、本来の好みには薄過ぎ柔らか過ぎだが「紛い物」とは違うのでだ。

今思えば野蛮な初心者がよく割らなかったもんだ、完全に予備化してるが未だ健在だ。
しかしそもそもニーズにフィットしてないしこっちのオテテも頼りなかったから、そりゃもう偉く苦労しましたよ。

その代り期せずしてその手の Cymbal の性質にはスッカリ詳しくなり、「揺れられる」とか「動ける」を与えないと「音が駄目」なのが実体験出来たのだ。
そしてこれは余程の厚物とかで無い限り、度合いは違っても影響があるのに気付けたんだねぇ。

<つづく>

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