50歳からのSpeedking(ペダルの話)⑲
「あのさぁ、何かビーターストロークが小さくなっちゃってるよ」、先日録音準備作業で
Studiolite へ行った時の発見。
ドラムの足・脚の様子は演奏時は中々自分では見れないものだが、先生なのに従兄
のが本人の意思に反してそうなってたのだ。
そして他のペダルでは発生しないのに、Speedking の時だけ何故かなってた。
本人談ではまだ完全には慣れて無いそうだが、昨日今日に使い始めた訳でも無いし
全然簡単な処でだから全く不思議な現象だ。
原因をズバリ解説すると「爪先のストロークが不足してたから」だが、それは主に速く
無い単打の時に発生していた。
普通脚上げの際に正しい脱力が出来てれば順番に、
①膝が上がる
②脛で縦に連結されてるので同時に踵が上がる
③爪先の下への圧が減少する
って動きになってるだろう。
さらに高級になると「爪先でパッと蹴る」感じにすると、単純に脚を持上げるのより楽
になる。
腿の筋力のみで「普通の速さ意識」でだと「脚を上げてる時間」も長目になるし、余り
脚の重さを感じなくなって姿勢も安定と良い事尽くめだ。
処がである、元々の設計方向で現代の他のペダルよりバネが「弱目中心」ぽいし、
そうしといた方が踏み易い Speedking。
上記の「現代において正しい高級な踏み方」すると、爪先からの重さでフットボードが
必要高さ迄戻り切らない様なのだ!!。
又してもの自説!?「手足一緒」式で解析すると、過度なグリップはスティックの自然な
還りを阻害すると同現象とみなせる。
俺の場合は単純でアホだから脚上げも彼より無駄が多そうで、正に結果オーライの
典型で難を逃れてたらしい。
それでも以前記したが速いとか連打の際は良いが、ゆっくりとかたまにの際気を付け
ないと時々意図せず変に弱くなる事もあった。
普通に言うとこれ不便かも知れないが、敢えてそれの利用を考えると「加減」が出来
る事にもお気付きあれ。
只の足踏みで最大音量が得られるのはベタ足で、足裏全体が同時に接地する場合
でしょう。
それをそのままペダル上で活用出来ると思えば、それが人に対して一番自然だ。
現代ペダルに慣れ過ぎなせいで「自然」と今一仲良く出来ないとは不幸なもんだ、それ
って自らの向上機会を失う事に繋がってるよ。
「デモ動画は?」の声があるか不明だが、現在は照明を改良中です。
有り合わせでやろうとすると、普通より色々「好条件」が要りそうだからなのよ。
ウチでは騒音対策上太鼓は防振ゴム上の台に乗ってってその分揺れるが、最低限
の大きさしかないのでカメラが乗らない。
元々「動く脚」を捉えたい他に古いカメラと対象物の「変位」まで発生するから、理想
は大昔のテレビスタジオ並の明るさが欲しい。
「物陰」をそうしなきゃなんないから、結構難儀してるのだ。
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