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2017年10月 1日 (日)

Rock において新しいとは!?

音楽やってる奴って妙に「新しさ」を気にしてるのが多くないか、じゃあその新しいって

 

一体何なのさ。

 

俺は「何かイイもん」とか「面白いの」ってな意識はするが、一々もっと「新しく」とは滅多

 

に思った試しがないんだよなぁ。

 

 

だって Classic や Jazz 程の歴史が無いっても、Rock だってもう全然新しいジャンルで

 

も何でもないのにって。



「今迄に無かった」って意味での新しさは全く否定しないし自分だってそれは目差した

 

するけど、面白くも何とも無かったら新しくったって誰に見向きもされやしない。

 

 

 

 

人間って簡単に飽きたりするから変化を訴求はするんだが、それだけなんだったら

 

「一度聞いたらもう二度と聞かない」になる訳だ。

 

 

いや、実際はそうはなってないよね。誰だってお気に入りは何度も繰り返し聞いたり

 

してる。



この手の類の「新しい」は「今は新しい」じゃなく、「何時迄経っても、どっかが新しい」と

 

かなんじゃない!?。

 

世界初 Rock 曲を例に検証すると、作・奏者共当然だが「Rock 以前」に生まれてる。

 

そして使用機材だって「先に生まれ」のみならず、「他ジャンルでの使用を想定した

 

設計」の物ばかりだ。

 

でも俺には「チョビッとしか新しくなかった」のが、かえって良かった気がするのだ。



人が認識するモノの新旧ってのはある意味比較で成立してるんだから、全部が片方に

 

寄ってたら「違い」が分りにくい事この上ない。

 

 

旧側はともかく新側に占められてる場合「新世界」だの「別世界」感は満載だが、それ

 

しかないならまず当分誰も理解不能だろう。

 

 

 

 

辞書・通訳無しで初めて聞く外国語、みたいな感じ。



ここで少し脱線気味るが俺は音楽では普段は、言葉より音への興味の方が大きい。

 

昨今の本邦では「言葉が先」集団が主流の様で、こっちは淋しい亜流だ。

 

そんな連中にとっては昨今の「いつまでも J-POP サウンド」ばかりなのも、非常に厳し

 

い面がある。

 

悪い意味で保守的になり過ぎた「大手」に採り上げて貰う為かも知れないが、少なくと

 

も「音が先」者はとっくに客じゃ無くなってるだろう。



一時期 Rock も商売になった時期はあったがどんなのでもブームはあったりする訳で、

 

元々しがみ着けなものでも無い。

 

 

「儲け」たいなら大変でも「今迄になかったモノ」のブームを作るしか無く、「今迄にもう

 

あるモノ」だとそこの「元締め」にそこそこ持ってかれるから稼げてもあまり儲からない

 

だろう。



原点がアウトローの Rock が好きなんだったら、それだけでずっと食えると思っちゃ

 

いけない。

 

でもだからって辞めなきゃいけない筋合いは無いんだよ、難しい事を必ずこなさなきゃ

 

なんないジャンルじゃないんだからさ。

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