ドラムセット録音の話①
未だ Speedking のデモ動画録りが遅れてるが、時間的問題の他に集音方法で
も考慮すべき点が出た。
時間面では俺の太鼓より先に参加してる BAND のドラマーのを先に録らねば
ならなかった事で、手持ちMic を従兄のドラム教室へ持出したりしてたんだ。
他の方ではこの手のデモ動画では実際の音量バランス等を証明するのに、理想
はワンポイントが良い。
ところが試してみた処どうもウチではそれが困難だったんだが、これらの経験か
ら少し語ろうと思う。
ウチの太鼓周辺環境は狭隘・残響無しで、これは「音空間を自由に出来る録音」
を目指した結果だ。(狭いのは別事情、単に貧しいからなだけ)
脚のデモ動画だから単一カメラで撮るならその位置は、大昔!?の前作と同様 Hat
側からが良い。
で、画については最広角にすればギリギリでなんとかなる場所が確保出来た。
が、音の方にはそれじゃ近過ぎてどうしても実際より Snare が大きくなって駄目。
一方従兄のドラム教室はビル地下の元 Live House の楽屋を転用したもので、
余り広く無いドラムを叩ける部屋(失礼、ウチよりゃ広い)としてはかなり残響が多
い。
つまり双方場所的には不適切な方でやってるが、太鼓機種の違いや個人でも可
能な作業に貴重な共有時間を費やしたくないからの結果なのだ。
3人 BAND の方を優先したのは急がば回れで、彼らだけにとっとと多忙になって
貰ってこっちのデモ動画の暇を作る作戦だった。
各自が最低2パート以上録る予定上何はともあれ土台だけは早く録って、自分
の処もサッサとってね。
理想と現実は想像以上に距離が出てこの体たらくとなっちまったが、概念自体
はそれでも正解なのだ。
これの誤算に従兄の長期体調不良もあったが、その Studiolite でこれ迄未実施
の録音方法にする必要があってかなり手古摺ったのであった。
その最大点は「従兄好みの Mic」を彼自身が必要数持ってなかった処で、今後
昔よりドンドン生で披露するのが減りそうな中ではこれは全ドラマーに大いに関
係ありだと思ったんだ。
聴取環境の自由化で生は生でも、主流は最早演奏会場より Web 中継になりつ
つあるみたいだしねぇ。
これは演る側にも色々利点がある代わり、より自分の音は自分で作らなきゃなら
ないんだよね。
従兄のドラムの先生からの情報では、最近の Simon Phillips は録音も全部自前
でやってるらしい。
そうしてより「自分サウンド」を創ってるんだね。
<つづく>
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