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2017年10月

2017年10月28日 (土)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)⑰

今回は以前のとは違った観点からの「バネ強さ」についてで、キッカケは従兄の

ドラムの先生がどうして弱くしてくれない処からです。

彼は一度他のペダルへ行った後最近は又 Speedking に戻ってて、今本人にも確認を

とってる最中だ。

我ながらグズな年寄化が否定出来なくアレですが、漸く撮影の時間が取れそうになっ

て来ました。

平常時で万一年内に何も出せない様だったら、もうこの際こんなアホオヤジは捨て

ちゃっていいから😢。



最近はやっとカカト上げっ放しの足首 Double も出来て来たが、速く連続しようとする

とどうも駄目。

Slide のより音が小さいのを何とかしようとすると今度は制御が利かなくなったが、

フットボードから足が浮き離れて「適正範囲のストローク」に抑えられないからだ。

本人は足の速さを上げただけだが、一定速を超えると重さのせいか「余計な反動」が

付いて上がり過ぎ瞬間が生じてるのだ。



そんじゃもし軽かったらどうなんだが今回のお題で、そのモデルケースが前出の従兄

って訳。

彼は足より手が得意だが流石に先生だから、足だってプロの水準は楽にクリアしてる。

面白い事に足も彼は Slide より Double が得意だが、俺とは背は大差無いが重さが

全然違ったのだ。

俺より非力で低速で軽い脚なのに(※貶しにあらず)、何で俺よりバネが強い方が

フィットするのか!?…。



考えられるのは2つ

①脚上げにバネの力をなるべく多く利用したい

②足が離れた時も早目に動きが止まって欲しい

つまり脚の軽さを勢いを付けて補うと、純粋に落とすだけより「脚のストローク」は大きく

なる。

個人的には Speedking 最大の特徴が活かし切れないから非推奨設定だが、バネを

弱くしても速度・音量に効果が出ないなら今の彼にはそれは無意味かも知れない。



こう仮定すると自分のも Double で「不自然に大きなストローク」になると、バネ最弱は

非協力的な訳だ。

だが Slide の都合を無視した処でそれでもバネ最弱でないと、連続 Double の限界点

下がって困る。

これを分析すると連載前回⑯指摘の「完全単動作は無い」に繋がり、爪先動作に微小

な脚上げが要る処へ至る。(そこ迄急ぐなら Slide にしろって事なんだろう)

人それぞれとしてもバネが強い程 Slide には不利なので、習得にも関係してる処を

留意されたし。



1打目の「突っ掛け」の必要力が
バネ強さに応じて強くなり、下方向への力も同様だか

ら滑らせ難くなっちゃってんのよ。

その分強く押出せば動かせはするけど速度向上・制御に使える力は減り、瞬時に脱

状態へ戻したい時にその時間が長くなる。



Slide の必要性は普通は「とても
短い間隔の連打」だと思うんで、ある意味「1打目後

の脱力の速さ」が「連打の間隔」に直結してると言える。

だから最初は違和感アリアリでも寧ろ苦手な人程弱めとかないとコツが掴み難い筈

なんだよね。

2017年10月18日 (水)

ドラムセット録音の話①

未だ Speedking のデモ動画録りが遅れてるが、時間的問題の他に集音方法で

 

も考すべき点が出た。

 

 

 

 

時間面では俺の太鼓より先に参加してる BAND のドラマーのを先に録らねば

 

らなかった事で、手持ちMic を従兄のドラム教室へ持出したりしてたんだ。

 

 

 

 

 

 

他の方ではこの手のデモ動画では実際の音量バランス等を証明するのに、理想

 

ワンポイントが良い。

 

ところが試してみた処どうもウチではそれが困難だったんだが、これらの経験か

 

少し語ろうと思う。

 




ウチの太鼓周辺環境は狭隘・残響無しで、これは「音空間を自由に出来る録音」

 

目指した結果だ。(狭いのは別事情、単に貧しいからなだけ)

 

 

 

 

脚のデモ動画だから単一カメラで撮るならその位置は、大昔!?の前作と同様 Hat

 

からが良い。

 

 

で、画については最広角にすればギリギリでなんとかなる場所が確保出来た。

 

が、音の方にはそれじゃ近過ぎてどうしても実際より Snare が大きくなって駄目。



一方
従兄のドラム教室はビル地下の元 Live House の楽屋を転用したもので、

 

余りく無いドラムを叩け部屋(失礼、ウチよりゃ広い)としてはかなり残響が多

 

い。

 

 

 

 

 

 

つまり双方場所的には不適切な方でやってるが、太鼓機種の違いや個人でも可

 

能な作業に貴重な共有時間を費やしたくないからの結果なのだ。

 

 

 

 

 

 

3人 BAND の方を優先したのは急がば回れで、彼らだけにとっとと多忙になって

 

貰ってこっちのデモ動画の暇を作る作戦だった

 




各自が最低2パート以上録る予定上何はともあれ土台だけは早く
録って、自分

 

の処もサッサとってね。

 

 

理想と現実は想像以上に距離が出てこの体たらくとなっちまったが、概念自体

 

はそれでも正解なのだ。

 

 

これの誤算に従兄の長期体調不良もあったが、その Studiolite でこれ迄未実施

 

録音方法にする必要あってかなり手古摺ったのであった。



その最大点は「従兄好みの Mic」を彼自身が必要数持ってなかった処で、今後

 

昔よりドンドン生で披露するのが減りそうな中ではこれは全ドラマーに大いに関

 

係ありだと思ったんだ。

 

 

聴取環境の自由化で生は生でも、主流は最早演奏会場より Web 中継になりつ

 

つあるみたいだしねぇ。

 

 

これは演る側にも色々利点がある代わり、より自分の音は自分で作らなきゃなら

 

ないんだよね。



従兄のドラムの先生からの情報では、最近の Simon Phillips は録音も全部自前

 

やってるらしい。

 

 

 

 

そうしてより「自分サウンド」を創ってるんだね。

 

<つづく>

 

 

 

 

2017年10月 1日 (日)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)番外編⑤

かなり久し振りになってしまったが、まずデモ動画が遅れに遅れてしまってるのは平謝

りで御座居ます。

急遽参加したBAND関係で機材修理
漸く一段落したが、今度は収録に使用予定

Mic がドラマーの従兄の所へ行った切。

多忙&体調不良の彼がBANDのドラム録音に使用中なのだ。



デモ動画では Off Mic とかワンポイントで全体音を拾えた方が音量バランスも判って

良いが、個人的環境上の制約でその様な空間が無いのであります。

ドラム周囲の狭さと残響の少なさの関係で、どうやってもその場で耳に聴こえるバラン

スにならない。

それなら以前のと同様 Studiolite で撮って貰えと思われるが、前述の事情もあり結局

は全体が遅くなだけだろう。



普通ならこっちは基本「脚」が何とかなれば良いから、丁度録音用にセットされてるの

演れるだろう。

だが椅子の高さやペダル以外に致命的な相違があって、俺は右だがウチの従兄左利

きなのだわ。

理想は遠のくがBANDと違って個人でもこなせる作業、やはり自家製出来る様になっと

くべきだろう。

件の Mic は AUDIX D-6 ってバスドラ用ので、彼はプロで今後も必要だからとっとと買

えとは言ってるんだが…。



さて今更今回の本文だが、フットボード上で足は滑る位が良いって話し。

それも俺みたいに裸足の場合は配慮が必要で、肌の脂分等で無用に引っ掛ると感じ

たら拭き掃除だ。

足の押え付け度合で滑りを加減してるのを、幾ら圧を掛けなくても引っ掛る様になった

ら減らせない。

現況そうなったらウェットティッシュでごしごししてる。



とても重くしてたりバネが強ければ「入れた力で踏み外す」のが怖かろうが、原理的に

それでは速度は出ない。

ゴムタイヤの自動車と鉄道の比較同様、抵抗が大きければ同速度を維持するエネル

ギーはその分増加する。

人力では個人差はあるが車のエンジンみたいな広範囲の強力化は不可、となりぁ逆

の方法論しか実現性が無いと思う次第。

Rock において新しいとは!?

音楽やってる奴って妙に「新しさ」を気にしてるのが多くないか、じゃあその新しいって

 

一体何なのさ。

 

俺は「何かイイもん」とか「面白いの」ってな意識はするが、一々もっと「新しく」とは滅多

 

に思った試しがないんだよなぁ。

 

 

だって Classic や Jazz 程の歴史が無いっても、Rock だってもう全然新しいジャンルで

 

も何でもないのにって。



「今迄に無かった」って意味での新しさは全く否定しないし自分だってそれは目差した

 

するけど、面白くも何とも無かったら新しくったって誰に見向きもされやしない。

 

 

 

 

人間って簡単に飽きたりするから変化を訴求はするんだが、それだけなんだったら

 

「一度聞いたらもう二度と聞かない」になる訳だ。

 

 

いや、実際はそうはなってないよね。誰だってお気に入りは何度も繰り返し聞いたり

 

してる。



この手の類の「新しい」は「今は新しい」じゃなく、「何時迄経っても、どっかが新しい」と

 

かなんじゃない!?。

 

世界初 Rock 曲を例に検証すると、作・奏者共当然だが「Rock 以前」に生まれてる。

 

そして使用機材だって「先に生まれ」のみならず、「他ジャンルでの使用を想定した

 

設計」の物ばかりだ。

 

でも俺には「チョビッとしか新しくなかった」のが、かえって良かった気がするのだ。



人が認識するモノの新旧ってのはある意味比較で成立してるんだから、全部が片方に

 

寄ってたら「違い」が分りにくい事この上ない。

 

 

旧側はともかく新側に占められてる場合「新世界」だの「別世界」感は満載だが、それ

 

しかないならまず当分誰も理解不能だろう。

 

 

 

 

辞書・通訳無しで初めて聞く外国語、みたいな感じ。



ここで少し脱線気味るが俺は音楽では普段は、言葉より音への興味の方が大きい。

 

昨今の本邦では「言葉が先」集団が主流の様で、こっちは淋しい亜流だ。

 

そんな連中にとっては昨今の「いつまでも J-POP サウンド」ばかりなのも、非常に厳し

 

い面がある。

 

悪い意味で保守的になり過ぎた「大手」に採り上げて貰う為かも知れないが、少なくと

 

も「音が先」者はとっくに客じゃ無くなってるだろう。



一時期 Rock も商売になった時期はあったがどんなのでもブームはあったりする訳で、

 

元々しがみ着けなものでも無い。

 

 

「儲け」たいなら大変でも「今迄になかったモノ」のブームを作るしか無く、「今迄にもう

 

あるモノ」だとそこの「元締め」にそこそこ持ってかれるから稼げてもあまり儲からない

 

だろう。



原点がアウトローの Rock が好きなんだったら、それだけでずっと食えると思っちゃ

 

いけない。

 

でもだからって辞めなきゃいけない筋合いは無いんだよ、難しい事を必ずこなさなきゃ

 

なんないジャンルじゃないんだからさ。

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