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2017年1月

2017年1月31日 (火)

Simple Man の呟き⑤

今回はさらに突っ込んで、「白人のノリ」を少し研究してみよう。

「ノリ」について考える時その印象の強さからか黒い方ばかりが取上げられる

が、本来は色の問題ではないだろう。

例えばゴスペルは黒人音楽に相違ないが、これを宗教音楽の観点からみたら最

古ではなく讃美歌の方が先に存在してる。

ある意味では黒人によらない元があったとなる。



一口に白人のノリと言っても多種多様なんで、今回はその中でも極力単純なもの

について例示していこう。

まず英では T・REX を、米なら Creedence Clearwater Revival (CCR) だ。

彼らの共通点は「徹底されたシンプルさ」で、頭の悪い連中には単なるテク不足

と誤解される程だ。

しかも独特のリズムパターンなんかまず出て来ず、どれもベーシックなのばかり

だ。



人による好みの問題を無視はしないが、少なくともどの曲ひとつ全くノれないって

のはまず無いと思う。

それとテクニックにしても「凄さを目立たせる」のだけじゃなく、「曲をより美味しく

する」とか「至極単純でも面白おかしく感じさせる」ってのも大いにある。

「全然凄くないよ、ただちょっと面白い感じなだけじゃん」、こんなのこそ本当はい

ざやろうと思ったら至難の業なのだ。

だってそうでしょ僅かでも「凄く」なっちゃったら駄目なんだから、少なくとも「目に

見える」様な部分は一切いじれやしない。



自分の場合はちょうど小学校にあがる時期に彼らと音的に出会ったので、先入

観など何も無い中自然と引込まれてた。

偶然運良く本人には無意識の内に、「ノリ」ってのを感覚的に感じ始めたんだろ

う。

もっと簡単な表現に置き換えれば、「只その世界に入り込んで楽しむ」だけだ。



でもこれが何らかの理由で「自然とそうはならなかった」場合、かなり厄介かも知

れない。

多分それだけ多くの様々な先入観やらに遮られてる訳で、そのままでは進展不

可だ。

これを克服するには瞑想や座禅の如く一度自分を「無の境地」に戻し、それから

聞き始めてみる必要がある。



しかしそれでは「誰でも簡単」ではないので、こんな妄想の上でってのはどうだ。

「何だよあんま興味無いのにどうでも付合えってのかよ、わかった分ったショウガ

ナイ付合ってやるよ」から開始。

「でも全く何も無しじゃあんまり退屈過ぎるから、この際だ思いっきり煽ってやれ」

な感じで、向うからこっちへ主導権を持って来てみよう。

演奏の基本技術に問題が無ければ、最低でも盛下がりはしない筈だから。

2017年1月30日 (月)

Eギターと真空管②

その昔はPAだって真空管式だったって、どの位の皆さんがご承知でしょうか。

自分はオーディオも最初は真空管式で家にあったステレオやテレビが「管球式」

だったからなんだけど、現在50歳以上の人なら割と皆御同様の筈。

何の事は無い、当時は半導体モノの方が圧倒的に高価だったからってだけ。

また業務用ともなれば耐久実績不明の半導体なる未知のヤツはおっかないか

ら、御家庭用より遅くまで球は残っていたのだ。



それが楽器ともなれば機材を自由に扱えるまでの訓練期間も加味されて、結果

的に現在まで生き延びた一因だろう。

オーディオ分野でも残ってはいるものの高級有名機は例外として、現行のはか

つてのとは結構違いがある様だ。

売れる数が桁違いだと量産部品がなくなるので、同じモノが組めないからだ。



真空管式PAに関しては別稿に譲るとして、今回は Edward Van Halen のスライ

 

ダック(電圧可変器)話の真偽を検証する。

 

当初の発表ではアンプの電源電圧を上げる(昇圧)だったのが、俺の知らん間に

 

いつしかから下げる(降圧)って話になってたよん。

 

俺的結論はズバリ、「昇圧」だ。(あえて断言!!)

 

ヒントは手持ちの中途半端に古典かも知れないアンプ、Fender Bandmaster

 

Reverb が非力だから!?。



セパレート型でスピーカは高能率12インチ2個だが、生ドラムと一緒だとちょっと

 

音が小さい。(特に歪まない音色だと)

 

ヘッドは50Wクラスだが古いモノなんで、最大平均出力は電源電圧が117V時

 

45Wしかない。

 

これを100Vで稼働してたので実際の出力を算出すると、概算33Wしか出て無

 

い!!!小さくて当然だった。



仕方なく昇圧トランスを購入して何とか聞こえる様になりましたとさメデタシ、
メデ

 

タシで終わらないで・・・。

 

最初は好みの音色が悪化するのを危惧したが、同じ傾向のまま「元気になった」

 

だけに済んで一安心。(音響的に言うダイナミックレンジが拡大)

 

次に歪ませた時にそれが不足するのも危惧したが、ボリウムつまみ最大のオー

 

バードライブ時はむしろ「深く歪む」様になってまた一安心だった。

 

「歪ませない為に電圧上げたのに、歪ませる時もっと歪んだ」ってワケワカンナイ

 

文章ねぇ。いえいえ真空管アンプならあり得る話なの。



真空管の増幅率(音を電気的に大きくする作用)って、その球の稼働電圧に比例

 

してそこそこ変動するんです。

 

これによりプリ段(電圧増幅段)では感度が上がって歪み増加、パワー段(電力増

 

幅段)ではヘッドルームが拡大して出力(音量)増大になるですね。

 

昔のアンプ Marshall 以前の設計のは「歪まないで使える」設計なのに何でそん

 

な高感度かってのは、凄く非力(低出力)な楽器でも聞こえる音量に持上げる為。

 

「歪んじゃった時はゴメンよ、ボリウム下げて」って発想ですな。



ねっ
Edward Van Halen の「元気により歪む」にするには、電圧上げなきゃ不可

 

能なのよ。

 

但し無謀な裏技でアンプがたちまち逝ってしまわれるので、私貧民には真似す

 

る余地は御座居ません・・・。

2017年1月29日 (日)

Eギターと真空管①

自分は電気楽器の多くに対して、通常それのアンプは「真空管式」を望む。

電気楽器のそれらしい音を求めるとこれらの開発期には、デジタルはおろか半

導体式のアンプも殆ど存在しなかったからだ。

またかつて若い頃に当時の石のアンプを何度も飛ばして、楽器としての耐久性

がトラウマ状態であるのも確かだ。

物にもよるけど通常故障の修理が安くて簡単なのも、以外に真空管式だったり

する。



まずは修理費について、その訳を説明しよう。

そもそも石(半導体)の方が球(真空管)より廉価な場合が多い、だから石の方が

 

安上がり✕。

 

そもそも石の方が振動に強いから移動が多い場合壊れにくい✕。

 

ヘンな文だがひねた訳じゃないのよ、原理はそうでも実情はどっちかっつうと逆

 

なのです。



楽器でなく比較的単純な家電品修理なら機能回復だけでOKが多いので、「電気

 

的に同等な最安部品」を使用して簡単・安価にいける。

 

でも音色や反応が少しでも違うと困るとなると部品の選択・選別・入手が急に困

 

難になり、手間も時間も費用も大幅アップ。

 

最悪のケースでは部品の製造中止から入手不可で修理不可の場合すら起る、

 

特に設計・製造から時間が長く経過したものだとこんなのがとても多い。

 

楽器用には石の部品は種類が豊富な代わりに、モデルチェンジが頻繁過ぎるか

 

らだ。



耐久性も単体でみれば石の方が球より丈夫、ジュースが瓶より缶の方が安心な

 

のとなんら相違ない。

 

が、アンプの中に組込まれるとこれも案外逆になる。

 

石は小さくて軽い部品を安さもあって大量に並べるので、取付のハンダも少量に

 

なってここから不具合が起り易くなる。

 

接着部分がヒビ割れし易く、それがまた微妙なので発見するのが一苦労だ。

 

球の振動に対する弱さはそれが「熱い間」が主なので、充分に温度が下がって

 

からならそこまでは弱くないのだ。



またこんな原理に実情が矛盾する原因には、なるべく「球の音になる様に」石で

 

作ったのもイケナイ様だ。

 

言わば「他人のフリ」をさせようってんだから回路もどんどん複雑・大がかりになら

 

ざるを得ず、この時点でもうある意味「壊れやすく治し難い」になってんだ。

 

だから「球の音」に縛られなければこの矛盾は解消される、Jazz Chorus なんか

 

がその部類だろう。



もし球の音が欲しかったら機能や出力に妥協してでも、結局は真空管式アンプを

 

入手するのが手っ取り早い。

 

ベーシックな音のギターアンプだとスピーカが25cm以上ないと低音不足だが、

 

この条件が付くと石のアンプとの価格差も小さくなって来る。

2017年1月28日 (土)

Simple Man の呟き④

前回 Isley Brothers を例に挙げたがそれでも納得が行かないあなた、もしかした

 

らヘンな宗教にでも洗脳されてるのかも!?。

「黒人音楽じゃないからやっぱり・・・」、これはもう立派な人種差別ですぜ。

しかし慌てて心配する事なかれ、そいつはアンタの無知のなせる業。

では証拠を続々と。



まず新し目(と云ってもかなり古くてゴメン) Michael Jackson アルバム Thriller、

 

TOTO の Jeff Porcaro (Drums) & Steve Lukather  (Guitar) に挙句の果ては

 

Edward Van Halen。

 

Michael 本人は自分のはもはや黒人の域を超えたワールドスタンダードを目指し

 

た模様、目論見通りの大ヒットなるも黒人音楽の代表作となった感が・・・。



次、あの STAX レーベルの Booker T. & the M.G.'s。

 

Booker T. Jones (Organ) & Al Jackson, Jr. (Drums) が黒人、Steve Cropper

 

(Guitar) & Donald "Duck" Dunn (Bass) が白人でやってるのはSoul。

 

この連中 Band でも個人でもあらゆる黒人系音楽に大幅に絡んでて、「黒人のノ

 

リ」の大々代表作の根源。

 

いざ「そういうの」が欲しいとなりぁ Eric Clapton でも忌野清志郎でも依頼して、

 

それを本人達もあっさり引受けちゃう。

 

実はハナッから白いの紛れ込んでるぞっ、と。



3つ目に最終兵器 The Beatles、世代的には Isley や
M.G.'s 達と大体一緒。

 

イメージ的には初期の The Rolling Stones の方が黒っぽいかもしれないが、Got

 

To Get Into My Life がきっかけで Earth, Wind & Fire が出来たなんてのが無い。

 

彼らのアップテンポナンバーのリズムは何とも荒っぽくて強引、ショーン・コネリー

 

が 007 やってた時代の同じイギリス人とは思えない程。



他にも 60 年代から 70 年代頃は欧米では白い音でも黒い音でも、メンバーは白

黒混成のグループが沢山あった。

 

この時代は日本でしかも歌謡界ですら外人とかハーフの混成ってのが結構一杯

 

居た、ある程度以上のお歳の皆様思い出されましたか!?。



かつての白人社会の黒人人種差別の関係から表立っては別々に見せてたが、

 

その裏「まともな音楽業界」ではすでに Jazz 初期から実際はごっちゃ混ぜ。

 

音家さんにとっちゃ何たって色より音が最優先事項、音自体に魅力がなきゃ誰に

 

も見向きもされないから色もへったくれもない。



結局「白いノリ、黒いノリ」と言った処が内実はそんなもん、明確な境界線なんぞ

 

元々存在しない。

 

だがらと言って出したい「黒いノリ」が出せないで困ってる方を見捨てはしませ

 

ぬ、以下の方法お試しあれ。

 

注意すべきは「只何となく黒っぽいのが欲しい」なんて曖昧なのならやめとこう、

 

「想い入れ」が不足では例えアンタが生粋の黒人さんでもきっとちっともファン

 

キーになんないから。



「白人系のノリは出せるが黒いのが・・・」の方、白人がやってる or 混じってる黒

 

人音楽のをマスターする処からどうぞ。

 

ドラマーの場合は先述の Jeff Porcaro なんぞ全く節操が無く、白黒はおろか黄

 

色たる日本でも 80 年代前半は大量にどこにでも入ってまっせ。

 

これまた注意点としてはテクニック的な事等は極端に言えば無視して、基本リズ

 

ムだけでそれらしさが醸し出せる様に心がける点。

 

さらに言わずば「フレーズが実際とは少々違っててさえも同じ感じに聴こえる、ノ

 

レる」様になったら、本物で御座居ます。

2017年1月24日 (火)

Simple Man の呟き③

黒人のノリを研究するのに James Brown とかを引合いにするのが一般的だ

 

ど、彼らの多くはイキの良いホーンセクション入り。

 

でも同時代の黄・白人のには入ってなかったりあっても使われ方が違うも多いの

 

で、そのまま比較し辛い気もする。

ホーンのみが原因ではないが Tower of Power 等、リズムのノリに対する影響は

決して小さくはないだろう。

なので如何にもラッパが入ってそうで何処までも出てこない、The Isley Brothers

を例に「ノリ」を分析してみよう。



簡単に Isley について言うと
最初はいわゆる黒人兄弟によるコーラスグループで

、Twist and Shout とかそれなりに売れてたし歌の実力もあった。

それが若い兄弟2人といとこが学校を卒業して常時参加する頃より、基本的に

ほぼ全てが自給自足のグループになった。

それ以前にはバックバンドを持ち、そこに若かりし日の Jimi Hendrix が居たりし

てた。



途中参加の弟達は器楽演奏の方が得意だったし、そもそも歌は兄3人(リード・

ボーカルは Ronald )で満席だ。

この経緯からより一般的なロックバンド並の編成・楽器
構成になり、ゴスペル臭

い Soul からかなり Funk 寄りになって行く。(1970頃~)

最終的にはそれが独自の発展をして、近頃の本邦の若造が R & B と略称でし

 

か呼ばなくなったのの最初のものとなった。(1980頃~)



また Studio で制作・録音する段階では前回の如くギターとドラムが同一人物(

 

Ernie )で、しかもこの人先述の経緯より直接ジミヘンと交流が大いにあった。

 

セッションマン以外で '70年時点ですでにかなり Rock だったのって、さらにアコギ

 

も平気で多用するのは黒人ではお初の部類でしょう。

 

つまり結果は Soul・Funk でも奏法等は黄・白人のと差異が少ない、曲にしても異

 

人種のカバーも盛り沢山。

 

編曲とノリと歌声以外には黄・白人の相違が無い、特に歌の無い部分ともなれ

 

ばもう・・・。



で、ギターのカッティングなんかキレキレだから太鼓も→おんやぁ、単独で取出す

 

となんかかなりルーズでたるい感じよん!?。

 

それに太鼓単体は特にパワフルでも何でもないし、どゆ事でっか???。

 

全体としては下手すりぁクドイ程の粘着力でいてノリノリ、しかもそれが戦車並の

 

強力さで絶対止められなさそうな感じ。



Simple Man 的結論はノリの元はベース( Marvin )、次は歌でした。

 

勿論それ以外のパートもそのノリをスポイルはしないが、単独で取出したのと全

 

体では随分と印象が違ってるぞい。

 

このベースのスタイルの基本は「音のタイミングが上機嫌の鼻歌」的な処、もっと

 

もそれも Paul McCartney なんかと似たり寄ったり。

 

最大の要因はコンビネーション、リズムの特にタイミングの合わせ方なんだと思

 

うしかない状況なのでありました。

2017年1月21日 (土)

Simple Man の呟き②

さて前回「黒人のノリ」と言いながら白と黄色の一例しか挙げなかったが、これは

訳アリなのだ。

○○のノリを言うには、まず「ノリとは」から始める必要を覚えるからです。

火のない所に煙は立たぬ式です、またどれかその人の性質に合ったノリのひと

つでもマスター出来れば先が見えて来る筈ですから。



Simple Man 流「黒人のノリ」の根源の定義を申しますと、単純さを自由に大いに

楽しむ事としときましょうか。

身近な一例としてピコ太郎‐PPAP の活字に表しにくい「アー」(ウーも居ればオー

の人もか)で御座居ます。



俺はこれを最初に耳にした時「おぅ、久々にモノホンのファンク来たぁ」、そう感じ

てコイツ只者じゃないぞと思ったもんでしたよ。ええ。

これ音(声)自体特段珍しくも新しくもないんだけど、こんな歌のそのタイミングで

そんな所でやるセンスがいかにもファンキーだっだん。

もしここが Hey とか Wao だったり音程が違うのだったら、自分にはきっと来な

かったと思うんだねぇ。



文学的には難解・音楽的には簡単一発、音楽におけるノリと言えるでしょう。

ちなみに文学的ノリとしては俳句や短歌等で勿論言葉のリズムがあるけど、活

字化可能で音程に大きくは影響されない相違があるかな。



元成創造って大袈裟な名前の友人のお陰で黒人音楽を色々と沢山聞いて来た

身からすると、ドラマー単体なら白人の方がむしろノリの良い人が多く感じる。

ところがアンサンブル全体となると大逆転、Jeff Porcaro 名演ロザーナでも珍妙

な振りを付けて踊りたくはならない。

が小学生時分 Stevie Wonder の迷信のアタマのタイコからやられて口で真似て

たら、StudioLight の先生に「チーチキ病」と揶揄された。

このウツケ者(俺)の幼少時であるから知能ではなく感情に響いたのをだったか

ら、恥じらいから口には出さなかったが内心大いに憤慨したもんだった。



約40年も経過して最近少し真面目にフレーズを拾うので聴いてみると、ドラム単

体では思ってたより全てが大した事無い感じがした。

先述に対して矛盾して映るが最初に耳にした第一印象は、「何か暑い砂漠の国

のっぽい」で興味を持って聴き続けてた。

最終的に
何度も聴いて体に刷り込まれてた為、本編よりそれを予感させるアタマ

で乗り出すのを気に入ったらしい。

 

いわゆるひとつのチラリズム効果に、勝手になってたのね。



次回の教材は70年代の Isley Brothers、ドラマーとリードギターが同一人物のヤ

 

についてでつづく。

Simple Man の呟き①

いとこの StudioLite の Twitter を覗いたら、生徒さんへの指導中に「黒人のノリ」

病が再発した様だった。

かく言う自分がどれ程習得出来てるかは不明(そういう観点で検証した事が無

い)、無神経なだけかどうか深刻に悩むは私にはまだ訪れていない。

で、Simple Man (別名:単細胞!?)流
「黒人のノリ」について語らせて貰おう。

ちなみにここで言う黒人のノリの前提としては白や黄色の人もやってて比べられ

るものに限定。



最初に気になるのはノリが良いのは黒人だけかって処、自分の周囲の日本人は

白人のノリを逆に軽視してる感を覚える。

俺流に言わせて貰えば一番ノリがあってそれを維持出来ないと成立しないの

は、アメリカのカントリーではないかと思うがどうでしょう!?。



踊る為の音楽でノリが狂うと確かに問題だが、気楽に楽しむ類のであれば皆で

ズッコケて笑い合えばそれも一興かもしれない。

しかしカントリーでそうだったらどうなるか、これは怖いよ「落馬」だよ。

今の日本じゃあんまり本場のカントリーを耳にする機会が滅多にないので、実感

し辛いきらいがある。



今生の邦人にはカントリーはテンポの速さがまず気にとまり、速いからノリが良

さ化に感じるだけと思う者が多い様子。

だが最近の J-POP とかスラッシュメタルの方がもっと速いと思うけど、気のせい

なんでしょうかねぇ。



私的にだとカントリーのノリの要因は、ギターやバンジョーのアルペジオの「スイ

ング」にあると思うが如何かな。

機械的に正確なだけでも駄目ではないが、それではあの「勢い」感が足りない。

乗り手の想定より馬がどんどん勝手に速く走っちゃった、まあいいやぁそれぇ

行っちまえーじゃないと。



では次に本邦ではどうか、いわゆる「調子が良い」感はあまりないが音頭っての

 

があった。

 

現代の生活リズム・様式ではほぼ馴染めなくなってるが、かつての民はそれを共

 

有して祭りで踊ってた訳だ。

 

コイツは他のと比較するとある意味異様にタメが効いてるが、着物で草履に合

 

せたか。



通常の和装で Hip-Hop そのままやったら、着物ははだけ草履は吹っ飛んじまう

 

わな。

 

これも怖いぞ時に姉さん頭振ったらカンザシ抜けて、こっちに飛んで来て刺さっ

 

たりなんかしてもう大変。(つづく)

2017年1月18日 (水)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)⑮

動画撮影が中々進まないが、今回は珍しく!?、俺の演奏力以上に別の案件でお

時間かかってます。

壊れたビデオカメラとお古のパソコンを活用しての撮影を企てているが、コレの

準備に少々てこずっているんであ〜る。

一体型ビデオカメラもあるにはあるが安物だから音は劣悪な上大音量は歪みま

くり、別録りが必要になって編集の手間が増えたりするからだ。



今回録画を目指してるのは実際撮ってみないと程度は不明だが、他の人のと比

べて音量と粒が揃ってる(と、本人は思いこんでる!?)処をなるべく明確にしたい。

なるべくリニアな録音がされれば、その分音の違いが判り易いんじゃないか。



壊れた
ビデオカメラってのは初代 Hi-8 駆動部死去・二代目 HDD 不安定で引退

したが、どっちもカメラ部はまだ生きてる。

それで将来パソコン用の代用カメラに出来ないかってんで、あえてそのまま保持

してた代物である。

希望的には二代目は小柄なので Skype 等用に、大柄な初代を撮影用にと考え

てた。



だが試験の結果初代の画面表示がどうしても消せないから予定変更、とは言え

ここは想定内だったがパソコンでつまづいた。

長年使用の慣れた自作機だが OS 共々10年以上落の昔のモノだけに、新たな

成や部品との組合せと driver 等で悪戦苦闘中なのだ。



無論並行して鍛錬には励んでるが己のレベルが上がれば上がる程、余計に脱

力の難しさを痛感させられるもんだ。

勿論右足以外だってそうだけど、手なら指の握り込みで加減出来る。

Hi-Hat の左足には「太鼓の様な跳ね返り」は来ないから、重さをかけるのは

close を継続する時に限られる。(当方タイコは右利き)



Speedking では高速時は勢いのみ低速時は重さだけで充分な音が得られるが、

常用・多用する中速時がそう単純には行かない感じ。 

高速時の少なくとも稼働中は足は動き続けてるので、原理的に重さはかかりよう

がない。

低速時は連続時でも意図的にスローモーションでも演じない限り休止期間が発

生するから、何もしなければ自動で重さがかかる。



重力で脚が落ちるのに重さで差はあるが、必ず何がしかの時間が必要だ。

それにギリギリ足りないタイミングで次の動作へ行かなきゃならない時重さが乗

り切らず出音に影響するのだ。

しかし力が入ると作用しないペダルだし「散発」時は折角の「蹴り返し」も利用不

可だから、充分な脚のストローク且つ素早い目にしないとイケナイ様だ。

直観的に小さく早くや大きくゆっくりのナチュラルじゃないのと、テンポに必ずしも

比例してくれないのが不親切とでも言えるか。



またカウボーイうようよ時代のかの国の設計である、現代の平均的日本人とは

演奏者の体格・体力の想定がかなり異なってたんだろう。

西部劇環境におかれれば誰だってそれなりに素早くパワフルになる訳で、さもな

くば撃殺されるってね。

まあそれは大袈裟だとしても、狩猟民族はゴツイから平均体重も重くなる。

だから長くなくても妙に重くて速い、そんな脚の自分には意外と合っていたか!?。

am I 原始人? or インディアン? ? ?。

2017年1月 8日 (日)

私的 PA 考① - 不必要な PA ヤメテケレ

PA はとっても便利だ、どんなにしょぼいハコ・演奏なんかでもそれなりに恰好付

けてくれる。

音色を大幅に改善したり、爆音の威力でハクを付けて貰えんだかんね。



しかしカカシ難聴者 or 爆音慣れしてる者にならまだしも、一般人に過大音量食

らわて音色とかまともに判別出来んでしょうよ。

ボーカルや小音量の楽器のみ最低限の PA じゃ、一体誰が不満なのさ。

暴走族の爆音じゃないんだからさ、その奴らにしたって屁理屈かも知れんが「信

号無視しても無用に事故らない」って意味もあるカモだし。



だいいち昨今のボカロ普及等で機械演奏ものがジャンジャン増えてる中、生で

何処迄「小奇麗な音」出したいってんだい!?。

だったら
昔より格段に簡単に打込出来る様になったんだから打込で制作すりゃ

良い、機械音痴さんでもゲームとかスマホで Line 位やってんならチョイと慣れれ

ば楽勝ですぜ。

生の良い処は「下手でも下手なりにその場で加減出来る」とか、そ〜いう部分で

ないの。



でも「ど〜しても PA 欲しい」っつんならこの際「音の大きい楽器」は不使用っての

はどう、無駄な音のカブリとか色んなセッティングミスなんかも無くなるし。

エレキ楽器類はアンプ無し: PA ってアンプがあるんだから重複はムダ。

ドラムはパッドを叩いて鳴らしましょ:一流プロの
音色を拝借出来ます。



これに似た例として他国と比すとこんなに生ピアノが沢山ある我国にしては、ラ

イブハウスとかではデジタルピアノの方が多くないか。

重量・メンテ・音のカブリ等の扱い辛さは分るけど、弦・打楽器はほぼ電気止まり

で鍵盤だけ一気にデジタルってどういう不公平なんざんしょ。



かく言うワタクシ相当な「爆音家」で御座居ますが、但し「状況に応じた」が重要

で勝負所を外したくないのであります。

真の爆音家たる者いらん所ではセーブするもいざ環境が整って歴戦の猛者共を

迎えた暁には、本領発揮し一等大音量を出せねば惨めな敗者となるであろう。



一口に爆音生成っても機材の限界もあるが、奏者による「平均音圧の高さ」や音

色の相違だってある。

あと一番の難関は「道具を壊さない範囲で
の爆音生成」、絶対領域で絶妙の加

減を要するって事になる。

それ
殆ど F1 ワールドチャンピオン並の世界あるね。

2017年1月 6日 (金)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)⑭

その後 StudioLight サイドがお取込み中なのもあり、動画に関しては進展なし。

練習の成果としてはかなり希望の音量・
音色が出せる様にはなって来た。

ただYAMAHA FP-702 時代はウォーミングアップなしで出来てたのが、今回はそ

うは問屋が卸してくれなくなった。(力で強引にやってただけか!?)



Speedking では自分には少々脚の暖機運転が必須、でも一旦暖まっちまえば

こっちのもんて調子だ。

要は関節の油分なんかが低温過たら抵抗分となって、奏者の無意識に近い動

作は妨げられてるらしい。

 

これも御馴染の「Speedking は手と同じ」論の証拠か!?。



そんなんでちょっと時間が空いたので Slide Triple について何となく調べたら、

 


https://www.youtube.com/watch?v=HW27NyIyAAA
とか

 

https://www.youtube.com/watch?v=qWqAUmX_eCc

 

 

 

なんてのをウッカリ!?発見しちまった。

 

今度ばかりは「大ショック!!」、古い方は5年以上も前からやってた訳で・・・。

 

クドイ様ですがしかし理屈は同様でもやり方・使い方は手前のとは少々違う様

 

で、これを言訳と思うならどちらさんも勝手に思ってやがれ〜ぇ!?。😢

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