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2016年12月

2016年12月24日 (土)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)⑬

 

 

Speedking 入手から2年程、自分発想の奏法が一通り形になって来た。

そこで8か月年上でドラム教師
いとこに、批評をもらいに行ってみました。

 

自分はドラムに関してはサブだからとテキトーに気分でしかやって来なかったん

で、またぞろ変な勘違いしたままで固まったら怖かったのね。




予測に反して今回は珍しく無問題だったのにホッとし、師曰く「超高速の Slide

Triple は斬新」との収穫が得られた。

元はそんな気はさらさら無かったんだけど、調子に乗って動画化・公開をお願い

することにした。

彼の教室「StudioLite」で彼自身のデモ演をネット公開しているが、図々しくもそこ

へ混ぜてもらった。


https://www.youtube.com/watch?v=77aotl7QQs0




言訳がましいけどこの時俺がそこまでキチンと準備出来て無かったんで、怪しげ

でスマンこってす。


もう何年も普段は自前の年代物の Ludwig に座面の小さくて固めのボロイスば

かりだったんで、撮影時は特に高級なイスの豪華クッションには戸惑いました。

現在はちっとはマシになって来てまして、もう少しは鮮明だと思います。



それと個人的には Speed king でふざけた奏法を駆使するのには、極論すれば

座面が只の板っ切れ並に微動だにしないのの方が向くみたいです。

当然座り心地は最悪でとても人に厳しいんだけど、残念ながらペダル側の都合

で生贄を必要とする様です。

ペダルに遊びが無いからか、イスも同様に遊びが無い方が加減を体感し易いっ

て理屈みたいです。

なるべく近いうちに今度はボロイスも持参で出向いて、撮り直しとバリエーション

なんかも公開する予定ですので宜しくどうぞ。

2016年12月23日 (金)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)⑫

前回は途中で「行先変更」みたいになって、尻切れトンボ文でスンズレイ。

でも実はトカゲの尻尾だったので、今回生えて来た。

結論から正直に白状すると、「途中で止める」は失敗でした。

でもこっちもタダで転ぶだけじゃ切ないんで、その中の成功分を抽出しヒントを

探った。



そもそも連続 Slide を可能にしたのは素早い足引き戻しだったがこれは飽くまで

こっち(人間側)の話し
、ペダル側からはどう見えるのか

次への動作準備が出来てる→フットボードが返って来られた→
2打後は open

Rock 系の一般的な Slide Double は2打後は close なんで、今回のはココが今迄

のとは違ってる。



それで「止める」(失敗)から
「Slide Double OPEN 後脚を落す」へ、意識改革!?を

試みてみた。

曖昧ではあったが
Slide Triple Close、一応はなった。

ここでの特異性は爪先は上がってるが Slide Double open の後なんで、
普通の

単打の準備段階より
カカトは下がってる事だ。(但しまだ着地はしてない)

それで「外見は足首踏み」で意識は「脚落し」、体感的にはカカトが先につっかえ

た分爪先に勢いが付いてフットボードを押下げてる感じだ。



これまた慣れるまでは厄介な気配、でも特別難しいとか
極端に不自然な操作

じゃあないんで無理っぽさは無い。

追加で言うと
、Slide Double より以上に Slide Triple は低速は不向きな様だ。

Slide 踏みはどれでも「勢い(速度)」によって成立してるんで、多く打つ時程勢いを

要する様だ。



単打の連続では速くて辛いが Slide には遅くて加減がシビア過ぎるテンポ、こん

な時は Double Stroke の方がタイミングを合せ易くて安定する。

他のペダルでも傾向は同じなんだろうけど、Speedking だと「踏み方による踏み

心地の差」が殆ど無いから尚更そう感じた。



Speedking で踏み心地が変化するのはこっちが「攻め込んだ」様な場合で、こっ

ちの攻めに応じてリニアかつ強烈に反撃して来る。

でもこれ実際は戦争じゃなくて演奏なんで、厳しいけれど簡単に勝負がつかな

い位の方が良いんであるぞなもし。

決着が着けばそこで終りもう先は無い、それ以上速くとか長くとかは演奏不能っ

て事なんだからさ。

50歳からのSpeedking(ペダルの話)⑪

これまでの人体実験!?によって Double Stroke, Slide Double とそれぞれの連続

までは何とか辿り着けました。

通常なら
いい加減この辺で音量・音色の改善に行きますが、何せ相手は

Speedking 殿で御座居ます。

もし初めてのペダルがコレだったなら無用かも知れませんが自分にとっては真逆

感触なので
アプローチから逆転発想でさらに「踏み方・踏み数」にこだわってみ

ようと思います。



第一に踏み方があまりに気になるままではそれで手一杯(
脚一杯!?)、それ以上

は加減も何もありゃあしません。

第二に自分の場合は沢山踏むと言っても
一味違ったリズムパターンとかってぇ

のが主目的でして、この程度の腕前
(特に手で指)ではオリンピック的な世界は死

んでもあり得ない。

それにはフレーズの都合で必要なタイミングで必要な回数(裏から入って3打


)、これが自由に出来る必要があるんです。



この時点で Triple は無理なのに Quad は大丈夫と、変な一段飛ばし状態。

そこで毎度の裏思考、4つのやつの3個目で止めちゃったらどうなのよ。

実にエエ加減で全く不謹慎極まりない取組方だけど、何だかそれっぽいのが出

来ちゃったかも〜ぉでやんした。

ただこのままでは、最後のがちゃんとした Close に出来てません。



Slide Double の正しい!?一打目ってのは、very open なのが
良いんです。

だってすぐにもう1個踏まなきゃいけないんだからさ
、脚上げから一々やり直して

ら間が長くなって連打じゃなくなっちゃうもん


だから close に出来ない・ならない程正解な訳ね。



ついでで
正しい close ってのはどうかっつうと足の位置が深い程都合良く、全体

が柔軟な状態で重さが掛って乗ってる程楽で安定する。(バネが脚の重量より弱

 

い場合)

特にダイレクトドライブだとペダル側では一切衝撃を吸収しないから、こっちで柔

よく剛を制すが必要なのだ。

下手に力で抑えても暴れたのは、きっと手で言えば Push Roll みたいな
状態にな

ちゃってたからさ。

2016年12月22日 (木)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)⑩

ウヒヒ、Slide Double Double 成功しやしたぜい。

予想通り Double Stroke よりぁ連続可能回数はだいぶ減るが、打の間隔は普通

の Slide Double と同様まで行けまっせ!!。

ここまで来たから
Slide Double Double Double・・・改め、連続 Slide でごんす。



単細胞なあっしですからギネスものと思いきや、
Jojo Mayer がすでにやってたの

しばらくして後から知りますた。

まともな日本人でしたら世紀の発明水泡に帰すで落胆憔悴でしょうが
、ちょっと

は期待したものの
こちとらかなりデタラメ且つ偶発なんでショックなし。

それよりこの
Jojo Mayer さん調べたらあらま同世代、国が違っても案外考える

事は皆一緒なのね。




してコレ音としては大変結構な情勢となって参りましたが、それなりの代償もなく

はないです。

まず音を鳴らしてる間中ずっと脚は上げその上足を慌ただしく前後させますか

ら、「ダルマさんが転んだ」的疲労との一大格闘で
御座居ます

普通のペダルでは滅多にない
のものでもあるんで、よっぽど慣れてかないと

大変に厳しいです。

またうっかりタイミングがずれると相手は Speedking 様ですので、フットボードの

蹴り返し vs こっちの蹴りの相撃ちで討死にだ。(
別名「突き脚」とでも言っとくか!?)



この頃運良く YAMAHA FP-702 の自前修理に成功、普通→Speedking は無いが

逆は演奏可と耳にしてたので FP でも試してみた。

想像よりはいずれも可だったが負荷が重く
速度・回数ともかなり劣る結果に

なった。

自分にとってのコレの意義とは、Speedking での更なる技の開発余地があるか

も知れない部分だった。

2016年12月21日 (水)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)⑨

えー前回等は妙にエキサイトして字余り・字足らずだらけでしたので、も少し具

 

体的に説明・補足すると致しましょう。

現代的なペダル:直観反応型:ナイフ・フォーク VS Speedking:速度反応型:お

箸、どうです吾ながら秀逸な比喩…。

「えっ、余計ワケワカンナイ!?」この後の説明で多少は改善されるかと…。



1.長目のビーターストロークの利点

    速度・重量の他にもパワーを出せる手段を持つ。

 

 打撃力に有効なのはまず速度であり重さもこれに貢献するからだが、これらが

 何らかの理由で不可能な場合には距離で稼ぐしか方法が無い。

 但しバネが強過ぎれば充分な重さが無いと
そもそもビーターを打点まで運べな

 いので、ストロークを長く設定しとく意味は無くなる。



2.一般的なペダルより著しくバネを弱く設定出来る
利点

     力がいらない分だけ楽、超速化可(しかも継続性がある)。

 より小さい力で動作するので、「足首踏み」の可能な領域が拡がる。

 速度に対してバネ力も抵抗成分となるので、弱い方が理論的には
より高速化

 が期待できる。



3.1,2の弱点

 ストローク長目でもしその距離が固定(制御不可)であったら、連打の間隔を短く

 出来ない。

 脚の重さに対してバネが弱いと脚上げ時のサポートは減るので、
脚上げの労

 力は増してしまう




もっとまとめると「普通のペダルは踏む時に」「Speedking は踏む前に(脚を上げ

る時)」一番神経を使わされる感じだ。

それでか知らんが YAMAHA FP-702 時代は踏むので疲れてたが、
Speedking で

は脚上げで大層くたびれるである。

まあそもそもはどっちでもバカみたいに沢山・速く、踏めるだけ踏もうとするから

イケナイんでしょうけどねぇ。



肝心の進展具合は Double Stroke は自身の要望へ向け増強中。

これは脚全体の負担はとても軽いが、全速力でやろうとするとスネの骨のすぐ周

囲が痛くなって来る。

しかしもっと効率を上げれは改善・緩和されそう、そんな感じだ。

Slide は Double
に関してはある程度仕上ったが、2より多連発ってのはまだ気配

すらして来ない。



そこで手始めに Slide Double を2回続けてその間隔を徐々に詰めて
Slide

Double の Double で都合合計4連打ってのがアリかどうか試してみるとした。

コレのミソは1‐2打と3‐4打の間に足を瞬間的に引戻せれば成立なんだが、出来

 

ないまでも雰囲気位は味わってヒントを得たい。

表が駄目なら裏発想、邪道だが敢えて最遅 Slide Double+現行最速引戻しでア

ウトライン習得
目指した。

2016年12月20日 (火)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)⑧

色々やってとうとう逃げ場がなくなり Slide Double といざ真剣勝負だ唯一の頼

は設計思想理念!?編で知った「力じゃないよ、速さだよ」って念仏だ。

裸足の悪影響か単なるおバカのせいかはそれこそおバカなんで判らないが、


Slide Double の
基本を理解するのに少なくとも自分には YAMAHA FP-702 のバ

ネでは強過ぎだったのかも知れない。

 

Slide Double が力強さで出来てると取違えてた模様だ脚だって滅茶苦茶リキ

めばガチガチに固まって動かせないのに




これはちょっと考えてたら気が付けるレベルの話、今迄の自分のは言うなれば

兎と亀なら「兎の
Slide Double」だ。

John Bonham の頭抜き3連が気分で出来ちゃったからって慢心して、自らの進歩

自分で止めちゃってたってこった。

その証拠に確かにその後の進歩とか、ン10年特に何もなかったもの。

 

 

 



へらず愚痴はこの辺にして本題突入、手と同じ様に考えて試してみよう。

「手と同じ」ついでに3連打以上ってのも挑戦してみる事にした。

これは Double Stroke が連続回数には有利でも、連発の間隔をさらに短くするの

には不向きと感じたのもあったからだ。




まずは Slide Double 音量増加の課題、なるべく力を抜いてサッと蹴ってみる

 

確かに少しは大きくなる、でも物足りないんで考えながら何気にペダルを眺めて

てふと思う


「何か他の現代的ペダルより足を離した時ビーターが随分寝てるねぇ、これじゃ

あ足(脚)に
ビーターが当り易いじゃんか。何でだろ〜ぉ。」

  
!!!!!

 

「まさかのまさかパワーの為にストロークを稼ぐ為だとか!?。」

で今迄より足を浮かせ気味にしてやってみたら、
  

 

 「ドドッ」

 

 

「コレや〜ぁ、コレでんがなぁ」「捕ったど〜ぉ」何でもええわい阿保。

50歳からのSpeedking(ペダルの話)設計思想理念!?編

ここまでいじってみてこのペダルは力には変な反応でしたが、速度に対してはリ

ニアな反応をするのが判って来た。

つまり Speedking は
現代的なのとは設計理念が違う、下手すりゃ真逆です。

そしてそれはドラム演奏における手(腕)の使い方と、同等の原理・発想が感じら

れました。



現代人の多くは Bass Drum は足・脚で鳴らすものと考えますが、Jazz 等より前


のクラシックやマーチング
の人達からすれば手で鳴らすのが当り前。

この「手でやってる事をなるべくそのまま足で出来ないか」とすると、速度に対し

てリニアなのを優先的に求めたとしても当然な訳です。



手であれば余計な時・場所に力が入ると、かえってスティック(マレット・素手・素

指!?)の動きが制限されたりするよねぇ。

すると奏者の意思に反して音量が下がり、タイミングが遅れ、スティックの跳ね

返りが不足してそれを慌てて取返そうとしてもっと力んで・・・。

負の無限ループ突入で、遂には演奏続行不可になるですねぇ。



「手と同じ論」で考えれば、現代的ペダルと比べて特別バネが弱く出来るのも合

点がいきます。

無論手より脚の方が通常は重いからそこの条件に相違はあるが、バネ付きの

手・腕・スティック等を売ってるとか使ってるなんて聞いたことないっスょ。



少なくとも自分の場合はそう捉えたら、使い心地が激変・好転したので御座居ま

す。

ついでに生ピアノなんかもこういう原理だよね、そっからするとシンセとかの最近

のタッチレスポンスって偉いかも。

Velocity (速度)と Pressure (圧力)の両方とも付いてるもんな。

2016年12月19日 (月)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)⑦

Slide Double が中々出来上がらないんで、また気まぐれで Double Stroke の方

に取り掛かる。(逃げたとか避けたとも言われる!? (´;ω;`) )


Slide
Double にはバネの強さが普通の方が感触が良いのだが、実際にはそれ

で踏めてないからちんぷんかんぷんだ。




Double Stroke をバネ最弱にしてからまともマトモに試すのはこれが初めてだっ

が、慣れぬ者にも足首の負担が軽くなったせいか単発なら前より使えそう。

 

相変らず全体のパワーは不足だが足首の時と脚の時の音量差は無くせた

連続について試すとした

ちなみに今出来かけてる
Double Stroke とは足首→脚のみで、速さについては

Slide
Double の方が速くなるのが判ってるからこの時点では目をつぶっとく。



さてハテまずイキナリ試すと出来なくはないが Single で連打するより遅いっつう

 

無残な結果有様、ただ続けるのは遅くても構わなければ苦にならなかった。

 

ここらで気付き出したのが俗に言われてる Speedking 特有の「跳ね返りの強さ」

 

で、速くしようとするとどんどん勝手にビーターストロークが大きくなって抑えが効

 

かない。

 

フットボードに足が猛烈に蹴り返されて遠のいちゃうから、タイミングがズレるの

 

だ。

 

 

 

ビーターストロークが一定範囲に収まるように、フットボードを軽く押え付けてでも

 

やれれば手に負えそうなんだが。



「Speedking め遂に正体を現しやがったな、こりゃとんでもない ジャジャ馬だわ。」

 

 

おとなしく踏んでる分にはショボクレ頼りなげだったのに、こっちがちょっとその気

 

になったらイキナリだもんな。

 

 

 

 

 

 

 

踏み足の位置が普通で足首‐脚(その逆も)の場合、足首で踏むために爪先を上

 

 

げてる時に「押さえ手」が無くなってるのがマズイらしい。

だが普通の足位置ではカカトはフットボードのヒンジより後ろ、
カカトをフットボー

ドに乗せてたら「敵に加勢」も同然だ




好きじゃないけど悔しいからまた勉強だ、今回の手本は番外編②の Ian Paice

 

ヤツだ。

 

 

極端な「前踏み」あれはもしかしてコレだったか、試してみたらば大正解!!。

 

しかも元のが元のだけに、ついでで速度問題も一気に解決。

珍しくアタリが出たぞっ、と。

50歳からのSpeedking(ペダルの話)⑥

購入から半年程がたって一通りは踏めて来たので、今度は open/close の具合

を試してみた。

open に関しては普通だったが、close の方が何だか止めにくい。

音が出た後に強く押付ようとしたりフットボードの前の方へ爪先を持ってっても、

意識すればする程ビーターが暴れてしまうのだ。

 

 

 



 

仕方ないから例によって敢えて力を抜いていくと、その方がまだましになった。

最終的に一番収まりが良いのは「open にしようとはしない」雰囲気でやる、つま

りフットボードに脚を落した後は何もせずにほっとくのだ。

 

 

 



 

この辺でどうも Speedking は脱力がカギらしきが見えて来たので Slide Double

についてもなるべく力を使わない事にする
が、難しいでゲスよ旦那

皆さんはどうか分かり判りませんが YAMAHA FP-702 とかでは
自分は少し力

を入れた方が
Slide Double が イイ感じになってたんですねぇ。

 

 

 



 

それでも何とか辛うじて出来ては来たが、どうにも音量が小さくて困った。

 

最大の壁は解決の方法論が自分の中には何もない、元々何となく雰囲でやれて

 

だけで頭では全く理解出来てなかったからだ。

 

 

 

 



 

こうなると振り出しに戻ってみるしかない、自分の中で最初に Slide Double を常

 

用・多用してた感のある Al Jackson Jr. の足捌きが映ってた動画を見直してみ

 

た。

 

思ってたより随分と前後のストロークが長く、かなり大袈裟な感じでやってる。

 

 

そこでの彼は革靴なので滑り易くてそうしてたか知れないが、最初の頃の人が

 

そうなので真似てみる。

 



 

裸足の自分は微妙な足指の曲げ具合等で摩擦度の加減は割と自由なのでまた

 

ピントずれかも知れないが、一応「ポポ」が「トト」位にはなった。(欲しいのは「ド

 

ド」(-_-;))

 



 

でも発見はしたぞっ、フットボードに対して意識のある力が上下は駄目だが前後

 

ならペダルが働くらしきをね。

2016年12月18日 (日)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)⑤

そろそろ音量の件はどうかと試みるが、またまだ駄目。

 

うまくすると急がば回れもあるしで仕方ないから他ん処を実験、ペダル自体の調

 

整だ



変えるってもコイツはビーターの種類と長さ、フットボード・ヒール部の「連動・独

 

立」以外にはバネの強さしかないんだけどね。

 

この程度の事でもまあまあ普通に演奏出来てないとどれが原因か区別がつかな

 

いから、自分のバヤイは手に入れてすぐにはいじれなかった訳だ。



ビーター長さは短くすると最大音量が小さくなるだけで、より速くなるとかコント

 

ロールし易くはならないみたい。(個人差は不明)

 

ビーター自体を他のに交換するとそれなりに音は変わるが、それ以外のペダル

 

部分からの音の個性の方が勝ってる感じ。

 

ビーターは自分にとっては、いじれる場所はなさそうだ。

 

ヒール部は次回の実験!?によって close のし易さと裸足の都合で、「連動」。

 

ちなみにスーツ時代の Ringo は例によって Youtube によると「独立」、Beatle

 

Boots のカカト(前側)の干渉を避けている模様。

 

Photo_4 

 

残りは唯一のバネの強さで強い方は普通だったが、弱める側が凄かった。

 

 

 

 

自分の知る限り他のと比べて恐ろしく弱く出来るのだ、それもビーターの速度や

ストロークには殆ど影響が感じられないでである。

 




何でも一々自分流にいじらなきゃ気が済まないとかは全く無いが
折角なんで最

 

弱設定でしばらくは行ってみるとした。

 

このペダルの変な構造「押しバネ」だから、弱いほど押されて擦れる所が減りに

 

くくなりそうな気もするし。



自分にとって「最弱バネ設定」の影響は
、その後脱力の上達へとつながって行っ

た。

実際は物理的影響より「バネが弱いんだから踏む強さも不要」って心理的効果

の方が勝ってたかもだけど、とにかく変わり出したんであった。

50歳からのSpeedking(ペダルの話)④

従前はわたくし Double Stroke (足首‐脚 or 脚‐足首)に苦手意識があったです

が、これ疲労と音量が主な原因でした。

Slide Double でなら OK なのに、手持の YAMAHA FP-702の セッティングをどう

いじっても足首の時にショボイ音になっちまう。

一時は自分の足首が脆弱なのかと悩んで、基本的に
Double Stroke は封印して

ました。



それがどうも Speedking だと逆になるので、敢えて「足首踏み」
を先に試してみま

した。


このやり方には殆ど初心者並なので、第一段階として[番外編①]の模倣から

入ってみた。

すると FP-702 では無理なのが Speedking なら踏力が軽いからか、何とか一曲

分位はもってしまった(但しまだ
音量等は不足)。



自分的にはサブのパートのドラムだが、それでもそこそこ長くやって来た中では

これはお初である。

この結果を踏まえて音量の件を後回しにして、まずは脚も込みにしてフレーズを

なぞる事から行くとした。



しばらくして2〜3ヵ月後相変らず音量面は未解決も、どうにか恰好がついて来

る。

 

Double Stroke についてもゆっくりならそれらしき動きが続けられる様になった

が、Slide Double はこの時点でもまだ全然駄目。

得意なのだけ不可なのは何ともお寂しや〜ぁで御座る。

2016年12月17日 (土)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)番外編②

2年前くらいだったか、どっかのサイトで Ian Paice が速い連続 Double Stroke を

やってる動画を
見かけた事があった。

それで「Live In Japan の Drum Solo のとかってそうやってんだ」なんて勝手に納

得したりしてけど、
使用ペダルが何だったかはさっぱり記憶にない。



だから Speedking との関係は不明なものの、ひとつだけとても印象深いとこが

あった。

足首と脚ってより、見た目では爪先とカカトで踏んでるかの如くなのだ。

またやってる場所も特異で、フットボードの先っぽ極限の所で行われていた。

あたかもフットボードのカカト側のヒンジより前に、足のカカトが入るかもってな按

配である。



これずっと後になって幸い会得出来たんだけど、何故そんなに「前で」なのかは

Speedking だったからこそ理解出来たし判り易かったのだけは確かだ。

50歳からのSpeedking(ペダルの話)③

ドラム演奏の腕自体はさっぱりでも足だけは Slide Double 等にチョットは自信

あったんだが、これまでの踏み方では
どうにも中々 Speedking では通用しない。

百歩譲って己のヘボは認めましょう、でもおかしかないですかっ、と。

そもそも Slide Double の速さで目立ったのって英ではJohn Bonham 米なら

Don Brewer 辺りで
パワーも申し分ないが Speedking 使用だ。




踏込みに必要な力は普通かむしろ弱くて済んでいるのに、いくら力を入れても音

が大きくならない。

何だかビーターのストロークが他のと比べるとやたらと長い(もしくは大きい)感じ

がしたが、
ビーターのシャフトは全然長くはない。

かと言って踏んでから音が出るまでに時間がかかるって訳ではない。




するってぇと他のペダルより
ビーター自体はかなり速く動いてるって寸法ですか。

 

ビーターの動きが速いから Speedking なのねぇ、成程なるほど・・・。

 

 !!!!!

 

もしかしてもしかするとですよ、力じゃなくて速度で作用する設計になってるです

 

か!?。

 

試しにその当時の自分の限界で軽く素早く脚を落してみた。

 

  「ドゥッ」

 

Speedking はそういう仕様らしい。

50歳からのSpeedking(ペダルの話)番外編①

皆も多分そうだと思うけど Rock とかだったら、普通 Bass Drum はまず足(足首)

じゃなく脚て踏むよねえ。

それを以前 Youtube 見てたら Pilot のスチュアート・トッシュって、ほぼ
足(足首)

だけでやってんでビックリですわ。



昔の典型的英国調で使用ペダルが Premier 250 だとかみたいなんで、

Speedking
同様他の現代的なのよりゃまだやれそうではあるが・・・。

 

速目の2連打時すらほとんど脚を使わずとも(当然 slide もやってない)、大体普通

 

の音色・音量にはなっている。



これだと重さや力はあまりかけられなさそうだから、ビーターの速度エネル
ギー

で音を稼いでるって事になるのかなぁ。

 

 

好みや良し悪しは別として、こういうやり方もあるんだねぇ。

2016年12月16日 (金)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)②

最初の印象は普通にゆっくり Single で踏んだ限り殆ど脚に違和感はない。

ただ音色は良いが少し音量が小さい気がしたのと、ヘッドに押付けて止めようと

 

した時はビーターの収まりが悪い感じ。

止めようと意識する程、ビーターが暴れてビビリ音が出るみたいな。

 

 

 




次に Slide Double を試してみたら、かなりやり辛く音量も中々出せなかった。

だけどそもそもはその昔、このペダルありきで大音量が可能になったハズだ。

 

 

 

確かに過去に凄いと感じたものが後になって感覚が落着いて来ると、大した事

 

なかったってのはありがちだろうさ。

でも Beatles を筆頭にお客さんの歓声は少なくとも今より小さくはなかろうし、主

歌だけの貧弱なPAしか無かった訳ですよ。

 

いくら「ヌケの良い音色」が出せてたにしても、ある程度は音量もなけりゃどうしよ

 

うもなかろうて。

 

 

 




やっぱし自分の踏み方に問題があるのかねぇで、慣れるまでに都合半年。

あまりフレーズに左右されなくなるのは、それからさらに半年を要した。

今になればその原因はハッキリしてるが、「ペダルの癖」に対する概念があべこ

 

べだったから手間取ってたので御座居ます。

 

 

 

実は癖があるのはむしろ「現代のペダル」あるいは「拙者の踏み方」の方で、

  Speedking は無罪なんです!!。

 

その証拠に以前はほぼ出来なかった足首・脚の Double Stroke、出来るように

 

なっちまったんだから・・・。

2016年12月15日 (木)

50歳からのSpeedking(ペダルの話)①

それは約3年前、勤続30年以上のフットペダルの買替から始まった。

 

 

ベルト式は切れる可能性があるしチェーン式はチェーンが伸びる
可能性がある

 

と耳にしてたんで、ダイレクト・ドライブのを調べるとその頃は Ludwig Speedking

 

が一番安かった。

 

 

 

古い Rock が好きだしドラム本体も Ludwig だから、「癖がある」とは知ってたが

まあ
良いだろうと安易に購入した。

 


 良くも悪くも後々、色々大変な事になるとは全く思わずに・・・。

 

 

 

 

 

 


先代は中古の訳アリ YAMAHA FP-702、経年劣化でスプリングのメッキが剝れ

とうとうサビサビだ。

 

それでか幾ら油漬にしてみた処で、一向に異音が鳴り止まない。

 

元々人から譲受した時点でフットボードの真ん中が曲って凹んでた。

 

 

自分は Slid Double を多用したいし裸足で踏むので、平らで無いのは困るある。

 

 

 


当時はフットボード自体の反りを治す方法が浮かばなかったので、プラ板を平ら

になる様に重ね張りし継目を上からガムテで覆って誤魔化して来た。

 

ガムテもすぐ擦り減るが、靴や靴下よりは安くて簡単に張替られるからだった。

 

 

 

Photo

 

でも歳もとってこの手間がいい加減面倒になって来た処へ、あちこちの摩耗で

 

 

 

のままではいよいよ限界だった。

 

 

 


費用をかければ割とすぐ治りそうだが、自分にとってはそこまで好みのタイプで

もない。

自前で「反り」を修正すると失敗すれば板が割れるし、必要な時間もやってみな

いと判らない。

他に常用出来るペダルを所持してなかったので、とにかく買ってみる事にしたの

だった。

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